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    2024年3月26日 4時33分

    エネルギー株に注目 魅力的なバリュエーションで力強さを示す

     米大手証券のストラテジストがエネルギー株に注目している。魅力的なバリュエーションで力強さを示しており、9月以降、市場全体をアンダーパフォームしてきた株価は復活の可能性があると指摘している。

     同ストラテジストはエネルギー・セクターの投資判断を「買い」に引き上げ、市場全体の上昇幅が拡大し、売上高の伸びさえ実現すれば、資金が回るはずだと予想している。その上で「われわれは歴史的にエネルギーのアウトパフォームを支援してきた後期サイクルの市場環境にあると考え続けている」と述べた。

     具体的にはコノコフィリップス<COP>、デボン・エナジー<DVN>、オキシデンタル<OXY>、 ダイヤモンドバック・エナジー<FANG>を推奨。

     エネルギー株はここ1カ月で最高のパフォーマンスを見せているが、10月に始まった上昇にはまだ遅れをとっている。同ストラテジストはパンデミック以来、S&P500企業の業績変動に他のどのセクターよりも大きく貢献していると指摘。しかし、市場の中で最も割安で最も過小評価されているセクターの1つだと指摘した。

     エネルギーセクターのパフォーマンスは今年に入って原油価格にも遅れをとっているが、この乖離は解消されそうだという。S&P500のエネルギーセクターは今年に入り11%超上昇に対し、WTI原油先物は14%も上昇している。原油価格の上昇は、このセクターの売上高が伸びる可能性を示唆している。エネルギー株の業績修正幅も底を打ち、プラス方向に動いているようだという。

     フリーキャッシュフロー(FCF)マージンは過去2四半期に比べて減少しているが、依然として過去の実績を上回っていると指摘。EBITDAと比較した純債務も2010年までの過去平均を下回っているとも言及している。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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