このあと日本時間２３時に２月の米新築住宅販売件数が発表される。予想は年率換算で６７．７万件と３カ月連続の増加が見込まれている。２月の住宅ローン金利が小幅に上昇していたものの、金利がさらに上昇することを予期して、住宅購入希望者に早期購入を踏み切らせたと見られているようだ。

　先週発表の米中古住宅販売件数は予想外の急増を見せていたが、それは新築住宅販売の重荷になる可能性がある。しかし、中古住宅の在庫が歴史的にまだ少ないことから、新築住宅販売は需要増の恩恵を受けたと考えられているようだ。

　先週発表になった住宅メーカーのセンチメント指標であるＮＡＨＢ住宅市場指数も上昇しており、今回の増加予想に結びついているようだ。

＊米新築住宅販売件数（2月）23:00
予想　67.7万件　前回　66.1万件（年率換算）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース