NYダウ (26日終値)
38,239.66
+153.86
0.40%
S&P500 (26日終値)
5,099.96
+51.54
1.02%
ナスダック (26日終値)
15,927.90
+316.14
2.02%
探検
  • トップ
  •  >  米国株
  •  >  市場ニュース
  •  >  話題株ピックアップ【昼刊】:旅行関連、三菱重、INPEX
  • 銘柄ニュース
    戻る
    2022年6月6日 11時39分

    話題株ピックアップ【昼刊】:旅行関連、三菱重、INPEX

    ■アインホールディングス <9627>  6,590円  +770 円 (+13.2%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
     アインホールディングス<9627>が急動意。フシ目の6000円大台を回復、中段もみ合いを上放れる動きが鮮明だ。調剤薬局のトップで業績は絶好調に推移している。前週末3日取引終了後に発表した23年4月期の業績は営業利益が前期比32%増の200億円予想と大幅な伸びが続く見通しにあり、これを材料視する買いを呼び込んでいる。新型コロナウイルスの影響から完全に立ち直る形で、営業利益は5期ぶりの過去最高更新となる見込みだ。また、好業績を背景に今期の年間配当を前期実績から5円増配の60円とすることも発表しており、これも物色人気を助長している。

    ■日本駐車場開発 <2353>  178円  +17 円 (+10.6%)  11:30現在  東証プライム 上昇率3位
     日本駐車場開発<2353>は急騰し年初来高値を更新。前週末3日の取引終了後に発表した第3四半期(21年8月~22年4月)の連結決算で、売上高199億3600万円(前年同期比8.9%増)、営業利益37億200万円(同37.5%増)、純利益24億3900万円(同34.6%増)と大幅増益となったことが好感されている。駐車場事業は月極契約営業強化による時間貸物件の収益改善や、前期からの新規物件受託の寄与により順調に推移した。また、スキー場事業やテーマパーク事業において、来場者数が回復していることなども寄与した。なお、22年7月期通期業績予想は、売上高254億円(前期比6.8%増)、営業利益45億円(同37.9%増)、純利益29億円(同24.2%増)の従来見通しを据え置いた。同時に、上限を400万株(発行済み株数の1.24%)、または5億円とする自社株買いを実施すると発表したことも好材料視されている。取得期間は6月7日から8月15日までで、株主還元及び資本効率の向上と経営環境の変化に応じた機動的な資本政策の遂行を図るためという。

    ■ロードスターキャピタル <3482>  1,520円  +98 円 (+6.9%)  11:30現在
     ロードスターキャピタル<3482>が大幅高、一時7.9%高と値を飛ばし1500円台を回復した。5日・25日移動平均線のゴールデンクロスも接近しており、目先上値を見込んだ買いが活発化している。不動産流動化ビジネスを展開するが、都内の中規模ビルディングを対象としており、円安進行で海外投資資金が誘引されるなか、都心の地価上昇思惑が同社株の刺激材料となっている。また、足もと不動産投資は旺盛な個人投資家の投資意欲を背景に好調で、同社の22年12月期第1四半期(22年1~3月)営業利益は前年同期比28%増の12億7300万円と大幅な伸びを確保した。クラウドファンディングも手掛け、不動産投資分野における専門性とIT技術の融合を経営戦略の主眼に置いている。

    ■石原産業 <4028>  1,169円  +53 円 (+4.8%)  11:30現在
     石原産業<4028>が続伸、株価は5月下旬に動意づいたが、今月に入り上値を買い進む動きが加速している。酸化チタンのトップメーカーで、自動車向けや高速通信規格の5G関連などで急増する需要を捉えている。また、ここ最近はウクライナ有事に絡みチタン需要が逼迫する状況にある。同社では、5月末に酸化チタンの値上げを発表、日本を除くアジア・太平洋地域を対象に7月から1トン当たり300ドル引き上げる方針で、これによる収益採算の向上を期待した買いを誘導している。きょうは、ハイグレードのスポンジチタンを製造する東邦チタニウム<5727>や大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>なども大きく株価水準を切り上げている。

    ■エイチ・アイ・エス <9603>  2,330円  +49 円 (+2.2%)  11:30現在
     エイチ・アイ・エス<9603>が大幅続伸している。4日付の日本経済新聞朝刊で、「政府内で観光需要喚起策『Go To トラベル』を6月末~7月にも再開する案が浮上してきた」と報じられており、旅行需要の高まりを期待した買いが関連銘柄に入っているようだ。記事によると、都道府県による旅行割引の支援事業である「県民割」の対象を全国に広げることで、実質的に「Go To」の代替とする案もあるという。新型コロナウイルスの流行が落ち着きつつあることから、個人消費の押し上げに向けた目玉施策とするもようで、同社のほか、オープンドア<3926>やアドベンチャー<6030>、エアトリ<6191>、KNT-CTホールディングス<9726>などの旅行会社も軒並み高く、JR東日本<9020>、JR西日本<9021>、JR東海<9022>などのJR各社も買われている。

    ■三菱重工業 <7011>  5,312円  +110 円 (+2.1%)  11:30現在
     三菱重工業<7011>の上げ足が止まらない。年初から25日移動平均線をサポートラインとする上昇トレンドを継続、新値街道をまい進中だ。岸田文雄首相は、日米首脳会談を経て防衛予算の大幅増額を表明している。ロシアのウクライナ侵略や中国の台湾への圧力などを背景に有事リスクに対する警戒が強まり、世界的に防衛費の増大傾向が強まっている。日本では防衛費の拡大に加え、防衛装備品の輸出規制についても見直す動きにあり、防衛省と取引関係のある銘柄に収益機会拡大の思惑が浮上し、株価を後押ししている。きょうは防衛市場向けのレーダー機器や艦艇向け航法装置などの開発・生産で高実績を有する東京計器<7721>、ロケットの推進薬などを手掛けるカーリットホールディングス<4275>、陸上自衛隊向け火器を製造する豊和工業<6203>なども大きく上値を追っている。

    ■ワールド <3612>  1,502円  +30 円 (+2.0%)  11:30現在
     ワールド<3612>は3日続伸し年初来高値を更新した。前週末3日の取引終了後に発表した5月度の月次売上概況で、既存店売上高が前年同月比51.1%増となり、3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。休日数が1日少なく、中国・上海ロックダウンで一部商品の納期遅れによる機会ロスがあったものの、3年ぶりに行動制限や休業がなくなり、月初の大型連休などの全国的な人出の増加が店舗売り上げ伸長の追い風となった。また、下旬には真夏日になった地域も出てきたことから夏物需要が旺盛となり、全てのブランドが売り上げを伸ばした。

    ■INPEX <1605>  1,631円  +25 円 (+1.6%)  11:30現在
     INPEX<1605>や石油資源開発<1662>、ENEOSホールディングス<5020>といった石油関連株が高い。3日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の7月限が前日比2.00ドル高の1バレル=118.87ドルと上昇。時間外取引で一時120ドル台に上昇し3月上旬以来、3カ月ぶりの高値をつけた。サウジアラビアなど石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどから構成される「OPECプラス」は2日、増産の拡大を決めたが規模は小さく供給不足は解消されない、との見方が根強い。原油の先高観測が浮上するなか、石油関連株に対する買いが流入している。

    ■ALサービス <3085>  2,130円  +11 円 (+0.5%)  11:30現在
     アークランドサービスホールディングス<3085>は4日続伸。前週末3日の取引終了後に発表した5月度の月次売上速報値で、「かつや」既存店売上高が前年同月比11.3%増となり、8カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。客単価が同4.1%減となったものの、客数が同16.0%増となったことが牽引した。なお、全店売上高は同14.5%増だった。

    ■IRジャパン <6035>  3,570円  -700 円 (-16.4%) ストップ安   11:30現在  東証プライム 下落率トップ
     アイ・アールジャパンホールディングス<6035>がストップ安の3570円に売られている。今朝の日本経済新聞電子版で「元役員が、同社の未公表情報に基づいて知人が発注した不正な同社株の取引に関与した疑いがあるとして、証券取引等監視委員会は6日までに元役員の関係先を金融商品取引法違反容疑で強制調査した」と報じられており、これが売り材料視されているようだ。これに対して会社側は、「一部報道のとおり当社にて強制調査が行われたのは事実」と報道を認め、「当社の元役員が嫌疑の対象となっているものと理解している」と発表している。

    ■ハイレックス <7279>  1,149円  -32 円 (-2.7%)  11:30現在
     ハイレックスコーポレーション<7279>が反落している。前週末3日の取引終了後、22年10月期の連結業績予想について、営業利益を76億円から17億円(前期比2.5倍)へ、最終利益を44億円から7億円(同85.7%減)へ下方修正したことが嫌気されている。円安による邦貨換算額の増加の影響などで売上高は2446億円から2484億円(同14.1%増)へ上方修正した。ただ、半導体供給不足による各国自動車メーカーの減産が想定よりも増加していることや、顧客への販売が予想水準を下回って推移している影響があるほか、資源・素材の高騰で材料コストが上昇したことや世界的な輸送コストの高止まり、米国を中心に雇用逼迫の影響から人件費が上昇したことなどが損益を悪化させた。なお、同時に発表した第2四半期累計(21年11月~22年4月)決算は、売上高1208億6600万円(前年同期比4.7%増)、営業損益4億1600万円の赤字(前年同期34億9400万円の黒字)、最終損益7億4300万円の赤字(同60億400万円の黒字)だった。

    ■村田製作所 <6981>  8,469円  -89 円 (-1.0%)  11:30現在
     村田製作所<6981>、太陽誘電<6976>、TDK<6762>など大手電子部品メーカーが軒並み安い。前週末の米国株市場では、5月の米雇用統計発表を受けた米長期金利の上昇で、ハイテク株への売りが目立った。そのなかスマートフォン大手のアップル<AAPL>が、同社のアプリ配信サービスの成長鈍化が指摘され4%近い下げをみせた。また、中国の都市封鎖の影響でiPhoneの新機種開発が遅れていることなども警戒されている。東京市場では、アップルの筆頭サプライヤーである村田製をはじめ、有力サプライヤーである電子部品メーカーに売りが波及している。

    ■トヨタ自動車 <7203>  2,158円  -7 円 (-0.3%)  11:30現在
     トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>など自動車株が全般軟調地合いのなかも底堅さを発揮している。前週末に発表された5月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数の伸びが市場コンセンサスを上回ったことで米長期金利が上昇し、米株市場はリスク回避目的の売りで大幅安を余儀なくされたが、一方で外国為替市場ではドル買い・円売りの動きを誘発、1ドル=131円台近辺まで円安が進んだ。これを受けて輸出セクターのなかでも特に為替感応度の高い自動車株は輸出採算向上期待で株価にポジティブ材料となっている。トヨタは前週に5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを示現しており、大勢トレンドの転換を示唆、押し目買い意欲が旺盛となっている。

    ■東洋刃物 <5964>  2,210円  +400 円 (+22.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
     東洋刃物<5964>がストップ高の2210円水準でカイ気配となっている。フェローテックホールディングス<6890>が前週末3日の取引終了後、持ち分法適用関連会社である同社の完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表しており、TOB価格2254円にサヤ寄せする格好となっている。フェローテクは現在、洋刃物株式の33.24%を所有しているが、完全子会社化による一体経営を行うことで、グローバルネットワーク(顧客・調達網)の活用などによるコストの削減や人事交流の活発化による人材の有効活用、製品ラインアップの拡充などを図るのが狙い。買付予定数は95万7331株(下限47万9400株、上限設定なし)で、買付期間は6月6日から7月15日まで。TOB成立後、洋刃物は所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は6月3日付で洋刃物株式を監理銘柄(確認中)に指定している。

    ■ソフトマックス <3671>  916円  +150 円 (+19.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
     ソフトマックス<3671>は朝方から買いが先行し、ストップ高の916円水準でカイ気配となっている。前週末3日の取引終了後、鹿児島県から医療情報システム導入に係る大口の受注を獲得したと発表したことが好感されている。受注金額は7億300万円で納期は22年12月から23年3月までで、売り上げ計上時期は22年12月期及び23年12月期となる予定。なお、22年12月期業績予想には織り込んでおらず、業績への影響は精査中としている。

    ■ケイブ <3760>  1,045円  +150 円 (+16.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
     ケイブ<3760>は寄り付き大量の買い注文を集め、カイ気配スタートで急速に水準を切り上げる展開。3月末につけた年初来高値908円を気配値のまま上抜き新値圏に突入した。ソーシャルゲームを主力展開するほか、ライブ配信サービスにも参入するなど事業エリアを広げている。業績は主力部門の不振で苦戦を強いられているが、ライブ配信サービスなどに期待が大きい。そうしたなか、前週末3日取引終了後にスマートフォンゲームの開発運営会社で同社の上位株主である、でらゲー(東京都渋谷区)の全株式を取得し子会社化することを発表、でらゲーは同社の連結子会社となる。これが株価を強く刺激する材料となっている。

    ●ストップ高銘柄
     ガーラ <4777>  545円  +80 円 (+17.2%) ストップ高   11:30現在
     東京通信 <7359>  1,111円  +150 円 (+15.6%) ストップ高   11:30現在
     sMedio <3913>  767円  +100 円 (+15.0%) ストップ高   11:30現在
     など、6銘柄

    ●ストップ安銘柄
     など、1銘柄

    株探ニュース