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    2021年11月5日 4時05分

    フォードが6日続伸 ジャンク級の社債を投資適格級に戻す計画を発表=米国株個別

     フォード<F>の買いが続いており、きょうで6日続伸している。株式市場ではテスラの上昇をきっかけに、電気自動車(EV)株への資金流入が続いている。その流れの中でEVに注力している同社へも物色の矛先が向かっている模様。

     きょうは2020年4月のパンデミック開始時に、工場閉鎖に伴うバランスシート強化のために発行した80億ドルのジャンク債を縮小するため、50億ドル規模の現金公開買付けを開始すると発表した。当時は自動車販売が崩壊し、同社の社債もジャンク級に格下げされていたが、その時にいわゆる「コビッド債」を発行していた。

     その後、マスタング・マッハEや復活したブロンコSUVなどの新モデルの販売が好調で情勢が逆転している。コビッド債のクーポンは8.5%から9.625%の範囲であるのに対し、今後は約3.5%から4%まで金利コストが低下するという。同社は貸借対照表上の現金を使用しての公開買付けを計画しており、他の高金利のレガシー債も対象としている。

    (NY時間14:54)
    フォード<F> 19.31(+0.68 +3.62%)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美