２７日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比８５．７９ドル安の３万５０５８．５２ドルと６日ぶりに反落した。

　ＮＹダウやナスダック指数は、前日まで最高値を更新していたことから利益確定売りが膨らんだ。中国企業の下落が警戒されたほか、米大手ハイテク企業の決算や米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）の結果発表を前に、積極的に買いを入れる動きは控えられた。決算発表を控えたアップル<AAPL>やアルファベットC<GOOG>、マイクロソフト<MSFT>が値を下げた。テスラ<TSLA>やボーイング<BA>が下落した。エヌビディア<NVDA>やマイクロン・テクノロジー<MU>など半導体株が安い。アリババ<BABA>やJDドット・コムADR<JD>など中国ＡＤＲは連日の下落となった。半面、ネットフリックス<NFLX>やアメリカン・エキスプレス<AXP>、ファイザー<PFE>が高く、ウォルト・ディズニー<DIS>やジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>、シティグループ<C>が値を上げた。

　ナスダック総合株価指数は、１８０．１３７ポイント安の１万４６６０．５７６と６日ぶりに反落した。出来高概算は、ニューヨーク市場が８億８１１１万株だった。

出所：MINKABU PRESS