2021年7月15日 22時52分
モルガンSの決算は概ね好調 ただ、株価は冴えない反応=米国株個別
取引開始前にモルガン・スタンレー<MS>が4-6月期決算を公表しており、1株利益、営業収益とも予想を上回った。他行同様に、債券・為替・商品(FICC)部門は予想を下回り不調だったものの、同行の強みである株式トレーディングは予想を上回り好調を維持したほか、最大の収益部門であるウエルスマネジメントも予想を上回り堅調だった。高い株価と堅調なIPOの恩恵を受けた格好。また、投資銀行部門も活発な合併および関連のファイナンスによって堅調だった。
ゴーマンCEOが手掛けた一連の買収を通じたウェルスマネジメント事業のフランチャイズ構築で、同行は世界最大の銀行の1つになった。彼はまた、トレーシング部門を再生し、助言部門も維持した。
ただ、景気の回復ペースへの懸念もあり米国債利回りが低下する中で、株価は続落している。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.89ドル(予想:1.64ドル)
・営業収益:147.6億ドル(予想:140.3億ドル)
株式:28.3億ドル(予想:25億ドル)
FICC:16.8億ドル(予想:19.1億ドル)
投資銀行:23.8億ドル(予想:20.6億ドル)
ウエルスマネジメント:61.0億ドル(予想:59.2億ドル)
純受取利息(NII):18.7億ドル(予想:17.7億ドル)
・ROE:13.8%
・管理運用資産(AUM):1.52兆ドル(予想:1.45兆ドル)
(NY時間09:38)
モルガン・スタンレー<MS> 91.85(-0.61 -0.66%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ゴーマンCEOが手掛けた一連の買収を通じたウェルスマネジメント事業のフランチャイズ構築で、同行は世界最大の銀行の1つになった。彼はまた、トレーシング部門を再生し、助言部門も維持した。
ただ、景気の回復ペースへの懸念もあり米国債利回りが低下する中で、株価は続落している。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.89ドル(予想:1.64ドル)
・営業収益:147.6億ドル(予想:140.3億ドル)
株式:28.3億ドル(予想:25億ドル)
FICC:16.8億ドル(予想:19.1億ドル)
投資銀行:23.8億ドル(予想:20.6億ドル)
ウエルスマネジメント:61.0億ドル(予想:59.2億ドル)
純受取利息(NII):18.7億ドル(予想:17.7億ドル)
・ROE:13.8%
・管理運用資産(AUM):1.52兆ドル(予想:1.45兆ドル)
(NY時間09:38)
モルガン・スタンレー<MS> 91.85(-0.61 -0.66%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美