2025年3月8日 7時10分
ダウ平均、ナスダックとも、上下に大きな動きを経てプラス圏で引ける=米国株概況
ダウ平均、ナスダックとも、上下に大きな動きを経てプラス圏で引ける=米国株概況
きょうのNY株式市場、ダウ平均、ナスダックともに上下動を経て、プラス圏で引けた。は大幅安となった。 終値はダウ工業株30種平均が222.64ドル高の4万2801.72ドル、ナスダック総合指数が126.96高の1万8196.22、S&P500が31.68高の5770.20。
木曜日に下げた米株式市場は、時間外でダウ、ナスダックともにマイナス圏推移となったこともあり、朝はマイナス圏スタート。注目された米雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが予想に届かず、失業率が予想外に悪化したことも、米景気への警戒感からの株安を誘った。もっともすぐに反発し、いったんプラス圏を回復。
ただ、上昇一服後は一転して売りが強まった。ダウ平均は戻り高値から500ドル以上下げて一時42175.62ドルまで売りが出た。米景気の先行き不透明感が広がったこと、トランプ政権の関税政策の影響が不透明なことなどが株安につながった。
安値からは一転して大きな上昇となった。メキシコとカナダに対する米国の関税について、トランプ大統領がUSMCA(アメリカ・カナダ・メキシコ協定)に準拠する製品については4月2日まで延期すると発表。メキシコ政府は対米輸出の最大9割が関税を逃れるとの見解を示しており、北米経済への影響が抑えられるとの見方がリスク選好での株高につながった。
ダウ平均は42898.68ドルまでと、安値から700ドル以上の上昇を見せ、朝の高値も超える展開。ハイテク中心のナスダックは大平均以上の上昇率で反発を見せている。
ダウ採用銘柄では30銘柄中20銘柄がプラス圏。上昇寄与度が高かったのはIBM、マクドナルド、キャタピラー。石油メジャーのシェブロン、通信大手ベライゾンもしっかり。一方銀行株が弱く、ゴールドマンサックス、JPモルガンチェースなどが軟調。小売り大手ウォルマート、航空機のボーイングなども軟調。
新興ハイテクでは半導体のエヌビディア、AMDがしっかりダウ採用銘柄でもあるアップルも堅調。一時大きく売られていたEV大手テスラは、午後にプラス圏まで一時回復。終値は小幅安となった。ヘルスケアのイーライリリーが大幅安。
その他銘柄では決算の弱かったソフトウェアのビッグベアAI、サムサラなどが大きく売られた。一方、決算で立ち直りを見せたアパレル大手GAPが18%高。
アップル<AAPL> 239.07(+3.74 +1.59%)4
テスラ<TSLA> 262.67(-0.78 -0.30%)4
AMD<AMD> 100.31(+1.46 +1.48%)
エヌビディア<NVDA> 112.69(+2.12 +1.92%)
BigBear.ai Holdings Inc<BBAI> 3.34(-0.86 -20.48%)
ギャップ<GAP> 23.15(+3.67 +18.84%)
Samsara Inc<IOT> 35.36(-6.52 -15.57%)
イーライリリー<LLY> 869.58(-43.18 -4.73%)
マクドナルド<MCD> 321.29(+10.92 +3.52%)
ボーイング<BA> 154.18(-4.25 -2.68%)
ベライゾン<VZ> 46.06(+1.83 +4.14%)
シェブロン<CVX> 156.34(+3.39 +2.22%)
ゴールドマン<GS> 559.67(-8.00 -1.41%)
キャタピラー<CAT> 350.30(+9.29 +2.72%)
ウォルマート<WMT> 91.72(-2.92 -3.09%)
アムジェン<AMGN> 324.86(+7.04 +2.22%)
JPモルガン<JPM> 242.28(-4.26 -1.73%)
IBM<IBM> 261.54(+12.85 +5.17%)
MINKABU PRESS
きょうのNY株式市場、ダウ平均、ナスダックともに上下動を経て、プラス圏で引けた。は大幅安となった。 終値はダウ工業株30種平均が222.64ドル高の4万2801.72ドル、ナスダック総合指数が126.96高の1万8196.22、S&P500が31.68高の5770.20。
木曜日に下げた米株式市場は、時間外でダウ、ナスダックともにマイナス圏推移となったこともあり、朝はマイナス圏スタート。注目された米雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが予想に届かず、失業率が予想外に悪化したことも、米景気への警戒感からの株安を誘った。もっともすぐに反発し、いったんプラス圏を回復。
ただ、上昇一服後は一転して売りが強まった。ダウ平均は戻り高値から500ドル以上下げて一時42175.62ドルまで売りが出た。米景気の先行き不透明感が広がったこと、トランプ政権の関税政策の影響が不透明なことなどが株安につながった。
安値からは一転して大きな上昇となった。メキシコとカナダに対する米国の関税について、トランプ大統領がUSMCA(アメリカ・カナダ・メキシコ協定)に準拠する製品については4月2日まで延期すると発表。メキシコ政府は対米輸出の最大9割が関税を逃れるとの見解を示しており、北米経済への影響が抑えられるとの見方がリスク選好での株高につながった。
ダウ平均は42898.68ドルまでと、安値から700ドル以上の上昇を見せ、朝の高値も超える展開。ハイテク中心のナスダックは大平均以上の上昇率で反発を見せている。
ダウ採用銘柄では30銘柄中20銘柄がプラス圏。上昇寄与度が高かったのはIBM、マクドナルド、キャタピラー。石油メジャーのシェブロン、通信大手ベライゾンもしっかり。一方銀行株が弱く、ゴールドマンサックス、JPモルガンチェースなどが軟調。小売り大手ウォルマート、航空機のボーイングなども軟調。
新興ハイテクでは半導体のエヌビディア、AMDがしっかりダウ採用銘柄でもあるアップルも堅調。一時大きく売られていたEV大手テスラは、午後にプラス圏まで一時回復。終値は小幅安となった。ヘルスケアのイーライリリーが大幅安。
その他銘柄では決算の弱かったソフトウェアのビッグベアAI、サムサラなどが大きく売られた。一方、決算で立ち直りを見せたアパレル大手GAPが18%高。
アップル<AAPL> 239.07(+3.74 +1.59%)4
テスラ<TSLA> 262.67(-0.78 -0.30%)4
AMD<AMD> 100.31(+1.46 +1.48%)
エヌビディア<NVDA> 112.69(+2.12 +1.92%)
BigBear.ai Holdings Inc<BBAI> 3.34(-0.86 -20.48%)
ギャップ<GAP> 23.15(+3.67 +18.84%)
Samsara Inc<IOT> 35.36(-6.52 -15.57%)
イーライリリー<LLY> 869.58(-43.18 -4.73%)
マクドナルド<MCD> 321.29(+10.92 +3.52%)
ボーイング<BA> 154.18(-4.25 -2.68%)
ベライゾン<VZ> 46.06(+1.83 +4.14%)
シェブロン<CVX> 156.34(+3.39 +2.22%)
ゴールドマン<GS> 559.67(-8.00 -1.41%)
キャタピラー<CAT> 350.30(+9.29 +2.72%)
ウォルマート<WMT> 91.72(-2.92 -3.09%)
アムジェン<AMGN> 324.86(+7.04 +2.22%)
JPモルガン<JPM> 242.28(-4.26 -1.73%)
IBM<IBM> 261.54(+12.85 +5.17%)
MINKABU PRESS