2026年9月11日 17時49分
来週の株式相場に向けて=原油高のなか日米中央銀行の動向に視線集中
11日の日経平均株価は前日比1259円安の6万4011円と大幅反落。一時6万3200円台と約1カ月ぶりの安値圏に売られる場面があった。前日の米国でNYダウとナスダック指数が下落。特に、中東情勢の緊迫化を背景に原油先物相場が節目とされる1バレル=100ドル台を突破したことが警戒された。イランとの戦闘終結に関して、トランプ米大統領が「11月の米中間選挙後」との見通しを示し、イラン情勢の早期収束期待が後退した。
折しも、世界的なインフレ懸念が強まるなかだけに、原油上昇は一段の金利上昇要因に働く。最大の焦点となっているのが、来週15~16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)と17~18日の日銀金融政策決定会合だ。今晩発表される米8月消費者物価指数(CPI)の結果に左右されるものの、足もとでは米国の利上げ確率は6割強に達している。日本も0.25%の追加利上げはほぼ織り込まれている。FOMCでは政策金利見通し(ドットチャート)の内容も関心を集めている。
米国の動向に左右される面はあるが、より神経質な展開となりそうなのが日銀会合だ。0.25%の利上げは確実視されているが、その後の追加利上げのペースが注視されている。9月会合で一部審議委員からの「0.5%利上げの提案もあるのでは」との憶測もあるが、賛同は得られないとみられている。とりわけ、ハト派とされる浅田統一郎氏と佐藤綾野氏の投票行動を注視する見方が市場には強まっている。今回、0.25%の利上げが行われれば1.25%となり、中立金利の推計レンジ(1.1~2.5%)の範囲内に入ってくる。植田日銀総裁が会見で利上げによる負の影響に言及するかも関心を集めている。
利上げペースは「半年に1回」から「3~4カ月に1回程度」に入るとの見方があり、9月に続き12月あるいは来年1月の利上げも予想されるなか、10月会合の動向も注視されるだけに、来週の会合での日銀の姿勢は大きなポイントとなりそうだ。
上記以外のスケジュールでは、海外では15日に米9月ニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に米8月小売売上高、17日に米9月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数、18日に米8月鉱工業生産・設備稼働率が発表される。17日にレナー<LEN>が決算を発表する。
国内では、15日に20年債入札、16日に8月貿易統計、8月訪日外客数、18日に8月消費者物価指数(CPI)が発表される。14日にはアインホールディングス<9627>、Terra Drone<278A>、15日にアスクル<2678>、18日にコーセル<6905>、サツドラホールディングス<3544>が決算発表を行う。16日にオリバー<619A>とオーディオストック<621A>、17日にSkyfall<625A>、18日にはakippa<627A>やベルテックス<623A>など4社が新規上場する。来週の日経平均株価の予想レンジは6万2800~6万5500円前後。(岡里英幸)
出所:MINKABU PRESS
折しも、世界的なインフレ懸念が強まるなかだけに、原油上昇は一段の金利上昇要因に働く。最大の焦点となっているのが、来週15~16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)と17~18日の日銀金融政策決定会合だ。今晩発表される米8月消費者物価指数(CPI)の結果に左右されるものの、足もとでは米国の利上げ確率は6割強に達している。日本も0.25%の追加利上げはほぼ織り込まれている。FOMCでは政策金利見通し(ドットチャート)の内容も関心を集めている。
米国の動向に左右される面はあるが、より神経質な展開となりそうなのが日銀会合だ。0.25%の利上げは確実視されているが、その後の追加利上げのペースが注視されている。9月会合で一部審議委員からの「0.5%利上げの提案もあるのでは」との憶測もあるが、賛同は得られないとみられている。とりわけ、ハト派とされる浅田統一郎氏と佐藤綾野氏の投票行動を注視する見方が市場には強まっている。今回、0.25%の利上げが行われれば1.25%となり、中立金利の推計レンジ(1.1~2.5%)の範囲内に入ってくる。植田日銀総裁が会見で利上げによる負の影響に言及するかも関心を集めている。
利上げペースは「半年に1回」から「3~4カ月に1回程度」に入るとの見方があり、9月に続き12月あるいは来年1月の利上げも予想されるなか、10月会合の動向も注視されるだけに、来週の会合での日銀の姿勢は大きなポイントとなりそうだ。
上記以外のスケジュールでは、海外では15日に米9月ニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に米8月小売売上高、17日に米9月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数、18日に米8月鉱工業生産・設備稼働率が発表される。17日にレナー<LEN>が決算を発表する。
国内では、15日に20年債入札、16日に8月貿易統計、8月訪日外客数、18日に8月消費者物価指数(CPI)が発表される。14日にはアインホールディングス<9627>、Terra Drone<278A>、15日にアスクル<2678>、18日にコーセル<6905>、サツドラホールディングス<3544>が決算発表を行う。16日にオリバー<619A>とオーディオストック<621A>、17日にSkyfall<625A>、18日にはakippa<627A>やベルテックス<623A>など4社が新規上場する。来週の日経平均株価の予想レンジは6万2800~6万5500円前後。(岡里英幸)
出所:MINKABU PRESS