2025年7月4日 3時53分
ベッセント財務長官、次回FOMCで利下げ無しなら、9月に大幅利下げをすることになる
ベッセント財務長官が米CNBCのインタビューに答え、「FOMCが次回会合で政策金利を引き下げないのであれば、9月にもっと大幅利下げを実施することになるだろう」と述べた。「過去のFOMCモデルを見たが、それに基づけば金利はすでに引き下げられているはずだ」とも語った。
長官はFOMCの判断に疑問を示しており、2年債利回りに鑑みれば、政策金利は高過ぎると主張。「FOMCの判断は、ややずれているように思える」と述べた。
長官はこれまで、FRBに関するコメントは過去の政策に限定し、今後の判断には口出ししないと語っていたが、この日は、2年債利回りはFF金利が高過ぎることを示唆しているとの見解を繰り返していた。
長官はまた、パウエルFRB議長が来年5月にFRBから完全に退くことを希望していることを示唆した。FRB議長と理事の任期は別々に設定されているため、厳密に言えばパウエル議長は理事として2028年まで留まることが可能。その場合、来年生じるFRBの欠員は1月に任期満了を迎えるクーグラー理事の分だけとなる。だが、長官は「来年、2人の欠員を埋めることになるのが望ましい」と語った。
株探ニュース
長官はFOMCの判断に疑問を示しており、2年債利回りに鑑みれば、政策金利は高過ぎると主張。「FOMCの判断は、ややずれているように思える」と述べた。
長官はこれまで、FRBに関するコメントは過去の政策に限定し、今後の判断には口出ししないと語っていたが、この日は、2年債利回りはFF金利が高過ぎることを示唆しているとの見解を繰り返していた。
長官はまた、パウエルFRB議長が来年5月にFRBから完全に退くことを希望していることを示唆した。FRB議長と理事の任期は別々に設定されているため、厳密に言えばパウエル議長は理事として2028年まで留まることが可能。その場合、来年生じるFRBの欠員は1月に任期満了を迎えるクーグラー理事の分だけとなる。だが、長官は「来年、2人の欠員を埋めることになるのが望ましい」と語った。
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