１９日の米株式市場では、ＮＹダウが前週末比７２５．８１ドル安の３万３９６２．０４ドルと大幅に続落した。

　新型コロナウイルスのインド型（デルタ型）の世界的な感染拡大が警戒されて、経済正常化に向けた期待が後退。米１０年債利回りが低下したほか、原油価格が急落した。これを受け、ＮＹダウやナスダック指数が大幅安となった。アップル<AAPL>やアマゾン<AMZN>、マイクロソフト<MSFT>が下落したほか、ボーイング<BA>やウォルト・ディズニー<DIS>、ウォルマート<WMT>が値を下げた。JPモルガン・チェース<JPM>やバンカメ<BAC>が軟調で、エクソン・モービル<XOM>やシェブロン<CVX>が売られた。半面、エヌビディア<NVDA>やテスラ<TSLA>が値を上げ、ネットフリックス<NFLX>やショッピファイA<SHOP>、スラック・テクノロジーズ<WORK>が買われた。モデルナ<MRNA>やノババックス<NVAX>が上昇し、宇宙旅行関連のヴァージン・ギャラクティック・ホールディングス<SPCE>が急反発した。

　ナスダック総合株価指数は、１５２．２５３ポイント安の１万４２７４．９８４と大幅に５日続落した。出来高概算は、ニューヨーク市場が１１億４４６２万株だった。

出所：MINKABU PRESS