2025年12月3日 23時00分
このあと11月のISM非製造業景気指数 前回から若干の低下が見込まれる
*ISM非製造業景気指数(11月)0:00
予想 52.0 前回 52.4
このあと日本時間0時に11月のISM非製造業景気指数が発表され、予想は52.0と前回から若干の低下が見込まれている。前回は新規受注の大幅回復を背景に、8カ月ぶりの高水準となっていた。今回はその反動が若干出ると見られているようだ。
米サービス業は需要が回復する一方、インフレ圧力も一段と高まっている。前回の仕入価格は3年ぶりの高水準となっており、関税引き上げの影響をより強く受けていることを示唆していた。今回も仕入価格の伸びは、前回と同程度のペースを維持した可能性が高い。最新の米地区連銀調査(ベージュブック)でも、製造業や小売業で広範に原材料コストの上昇が指摘されており、サービス業でもコスト圧力は依然として強いままと見られている。
一方、雇用は今回も50を下回る縮小圏に留まった可能性が高い。別の雇用データでは、11月の企業の採用動向は比較的通常通りの推移が続いていたことが示されており、企業は関税に伴うコスト上昇を踏まえ、採用にはなお慎重姿勢を続けていると考えられているようだ。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
予想 52.0 前回 52.4
このあと日本時間0時に11月のISM非製造業景気指数が発表され、予想は52.0と前回から若干の低下が見込まれている。前回は新規受注の大幅回復を背景に、8カ月ぶりの高水準となっていた。今回はその反動が若干出ると見られているようだ。
米サービス業は需要が回復する一方、インフレ圧力も一段と高まっている。前回の仕入価格は3年ぶりの高水準となっており、関税引き上げの影響をより強く受けていることを示唆していた。今回も仕入価格の伸びは、前回と同程度のペースを維持した可能性が高い。最新の米地区連銀調査(ベージュブック)でも、製造業や小売業で広範に原材料コストの上昇が指摘されており、サービス業でもコスト圧力は依然として強いままと見られている。
一方、雇用は今回も50を下回る縮小圏に留まった可能性が高い。別の雇用データでは、11月の企業の採用動向は比較的通常通りの推移が続いていたことが示されており、企業は関税に伴うコスト上昇を踏まえ、採用にはなお慎重姿勢を続けていると考えられているようだ。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース