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    2025年5月30日 22時37分

    ギャップ、決算受け大幅安 関税の影響が予想以上に大きいとの指摘=米国株個別

    (NY時間09:35)(日本時間22:35)
    ギャップ<GAP> 22.45(-5.50 -19.68%)

     アパレルのギャップ<GPS>が大幅安。前日引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。オールドネイビーとギャップ・グローバルのブランドが好調だった。

     ただ、株価は冴えない反応。アナリストは「同社が示した関税の影響は予想以上に大きい」と指摘。また、「既存店売上高は堅調だったが、高い市場の予想は下回っていた」とも評した。同社は対中関税の影響が最大3億ドルに上る可能性に言及したことに加え、傘下の2ブランド「バナナ・リパブリック」「アスレタ」の業績低迷が続いている。

     同社は、中国からの輸入品の大半に対して関税率が30%、その他の国からの輸入品に10%が適用される状態が続いた場合、関税による影響は2.5億-3.0億ドル相当になると見積もっている。ただ、こうしたコストの半分以上を軽減する対策も講じているとも説明し、通期の見通しは据え置いた。

     バナナ・リパブリックはブランドの中で最も価格帯が高く、レジャーウエアを中心とする。同ブランドは依然回復が遅れており、同社はブランド再構築とファンダメンタルズ改善に力を注いでいるという。

    (2-4月・第1四半期)
    ・既存店売上高:2.0%増(予想:1.6%増)
      オールドネイビー:3.0%増(予想:1.7%増)
      ギャップ・グローバル:5.0%増(予想:3.2%増)
      バナナ・リパブリック:横ばい(予想:1.6%増)
      アスレタ:8.0%減(予想:2.9%減)
    ・1株利益:0.51ドル(予想:0.45ドル)
    ・売上高:34.6億ドル(予想:34.2億ドル)
    ・粗利益率:41.8%(予想:41.6%)
    ・在庫:7.0%増(予想:1.5%増)
    ・営業利益率:7.5%(予想:6.7%)
    ・総店舗数:2496店(予想:3560店)

    (5-7月・第2四半期見通し)
    ・売上高:横ばい
    ・粗利益率:第1四半期の38.9%と同程度

    (通期見通し)
    ・売上高:1~2%増を維持
    ・営業利益:8~10%増を維持
    ・店舗純減数:約35店を維持
    ・見通しには関税の影響は織り込まれていない

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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