2024年3月25日 18時22分
【↓】日経平均 大引け| 5日ぶり反落、高値警戒感からの利益確定売りが優勢 (3月25日)
日経平均株価
始値 40798.96
高値 40837.18(09:33)
安値 40414.12(15:00)
大引け 40414.12(前日比 -474.31 、 -1.16% )
売買高 16億1094万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆3417億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は5日ぶり大幅反落、高値警戒感から利食い誘発
2.前週末の米株市場でダウ300ドル安、買い手控えムードに
3.直近4営業日で2000円超上昇の反動が出る、引け際一段安
4.値下がり1200あまりで77%占める、半導体は高安まちまち
5.陸運、金融、消費関連など内需株高い、売買代金は低調に
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比305ドル安と5日ぶりに反落した。高値警戒感から景気敏感株や消費関連株を中心に利益確定売りが優勢となった。
週明けの東京市場では売り優勢、日経平均株価は前日までの急騰の反動で下値を試す展開となり、引け際一段安で安値引けとなった。
25日の東京市場は、目先高値警戒感から利益確定の売り圧力が顕在化した。前週末までに日経平均は4営業日続伸し、この間に2000円を超える上昇をみせていたこともあり、足もと高値警戒感からの利食い急ぎの動きを誘った。前週末の米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は小幅ながら5日続伸したものの、NYダウが300ドル強の下落をみせ、この流れが東京市場にも波及し買いが手控えられた。プライム市場の値下がり銘柄数は1200を超え全体の77%の銘柄が下落する形となった。ただ、半導体の主力銘柄の中には上昇する銘柄も散見されたほか、陸運や金融、消費関連など内需株の一角には投資資金の流入が観測され、物色意欲が失われたわけではない。なお、売買代金は4兆3000億円台で3月14日以来の低い水準となった。
個別では、断トツの売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が売りに押され、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>も値を下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも軟調。ソフトバンクグループ<9984>、ソニーグループ<6758>も冴えない。小林製薬<4967>がストップ安に売り込まれ、さくらインターネット<3778>が大幅安。ソースネクスト<4344>の下げも目立つ。ミスミグループ本社<9962>なども大きく売られた。
半面、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>が逆行高となった。日立製作所<6501>、日本製鉄<5401>もしっかり。ニトリホールディングス<9843>も買いが優勢だった。FPG<7148>が急伸をみせたほか、C&Fロジホールディングス<9099>、プロレド・パートナーズ<7034>、CIJ<4826>はいずれもストップ高に買われた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、日本取引所 <8697>、ニトリHD <9843>、富士電機 <6504>、荏原 <6361>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約61円。うち49円はアドテスト1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ファストリ <9983>、リクルート <6098>、信越化 <4063>、セコム <9735>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約154円。
東証33業種のうち上昇は5業種。上昇率の上位5業種は(1)陸運業、(2)その他金融業、(3)石油石炭製品、(4)パルプ・紙、(5)鉄鋼。一方、下落率の上位5業種は(1)精密機器、(2)不動産業、(3)サービス業、(4)銀行業、(5)化学。
■個別材料株
△ツカダGHD <2418> [東証S]
ホテル事業にインバウンド恩恵を期待。
△ファンデリー <3137> [東証G]
NTTアグリテクノロジーと協業開始。
△CIJ <4826> [東証P]
AI人材育成に注力の構えでエヌビディア<NVDA>関連の思惑も。
△レントラクス <6045> [東証G]
24年3月期配当予想を増額修正。
△FPG <7148> [東証P]
今9月期業績予想上方修正と配当を大幅増額。
△丸八証券 <8700> [東証S]
今期50円増配計画をポジティブ視。
△アイザワ証G <8708> [東証P]
今期増配見通しを好感。
△エリアクエス <8912> [東証S]
24年6月末株主から株主優待制度を導入へ。
△京急 <9006> [東証P]
トヨタ <7203> が新東京本社を品川に29年度開業。
△北海電 <9509> [東証P]
今期利益・配当予想の上方修正を好感。
▼小林製薬 <4967> [東証P]
紅麹を使った機能性表示食品を自主回収へ。
▼ジャムコ <7408> [東証P]
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)C&Fロジ <9099>、(2)プロレド <7034>、(3)CIJ <4826>、(4)アイザワ証G <8708>、(5)FPG <7148>、(6)北海電 <9509>、(7)トーメンデバ <2737>、(8)TPR <6463>、(9)富士石油 <5017>、(10)北越コーポ <3865>。
値下がり率上位10傑は(1)小林製薬 <4967>、(2)さくらネット <3778>、(3)ソースネクス <4344>、(4)Gunosy <6047>、(5)シャープ <6753>、(6)ジャムコ <7408>、(7)ミスミG <9962>、(8)JSB <3480>、(9)MSOL <7033>、(10)カプコン <9697>。
【大引け】
日経平均は前日比474.31円(1.16%)安の4万0414.12円。TOPIXは前日比35.58(1.26%)安の2777.64。出来高は概算で16億1094万株。東証プライムの値上がり銘柄数は348、値下がり銘柄数は1267となった。東証グロース250指数は750.24ポイント(4.98ポイント安)。
[2024年3月25日]
株探ニュース
始値 40798.96
高値 40837.18(09:33)
安値 40414.12(15:00)
大引け 40414.12(前日比 -474.31 、 -1.16% )
売買高 16億1094万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆3417億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は5日ぶり大幅反落、高値警戒感から利食い誘発
2.前週末の米株市場でダウ300ドル安、買い手控えムードに
3.直近4営業日で2000円超上昇の反動が出る、引け際一段安
4.値下がり1200あまりで77%占める、半導体は高安まちまち
5.陸運、金融、消費関連など内需株高い、売買代金は低調に
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比305ドル安と5日ぶりに反落した。高値警戒感から景気敏感株や消費関連株を中心に利益確定売りが優勢となった。
週明けの東京市場では売り優勢、日経平均株価は前日までの急騰の反動で下値を試す展開となり、引け際一段安で安値引けとなった。
25日の東京市場は、目先高値警戒感から利益確定の売り圧力が顕在化した。前週末までに日経平均は4営業日続伸し、この間に2000円を超える上昇をみせていたこともあり、足もと高値警戒感からの利食い急ぎの動きを誘った。前週末の米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は小幅ながら5日続伸したものの、NYダウが300ドル強の下落をみせ、この流れが東京市場にも波及し買いが手控えられた。プライム市場の値下がり銘柄数は1200を超え全体の77%の銘柄が下落する形となった。ただ、半導体の主力銘柄の中には上昇する銘柄も散見されたほか、陸運や金融、消費関連など内需株の一角には投資資金の流入が観測され、物色意欲が失われたわけではない。なお、売買代金は4兆3000億円台で3月14日以来の低い水準となった。
個別では、断トツの売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が売りに押され、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>も値を下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも軟調。ソフトバンクグループ<9984>、ソニーグループ<6758>も冴えない。小林製薬<4967>がストップ安に売り込まれ、さくらインターネット<3778>が大幅安。ソースネクスト<4344>の下げも目立つ。ミスミグループ本社<9962>なども大きく売られた。
半面、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>が逆行高となった。日立製作所<6501>、日本製鉄<5401>もしっかり。ニトリホールディングス<9843>も買いが優勢だった。FPG<7148>が急伸をみせたほか、C&Fロジホールディングス<9099>、プロレド・パートナーズ<7034>、CIJ<4826>はいずれもストップ高に買われた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、日本取引所 <8697>、ニトリHD <9843>、富士電機 <6504>、荏原 <6361>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約61円。うち49円はアドテスト1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ファストリ <9983>、リクルート <6098>、信越化 <4063>、セコム <9735>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約154円。
東証33業種のうち上昇は5業種。上昇率の上位5業種は(1)陸運業、(2)その他金融業、(3)石油石炭製品、(4)パルプ・紙、(5)鉄鋼。一方、下落率の上位5業種は(1)精密機器、(2)不動産業、(3)サービス業、(4)銀行業、(5)化学。
■個別材料株
△ツカダGHD <2418> [東証S]
ホテル事業にインバウンド恩恵を期待。
△ファンデリー <3137> [東証G]
NTTアグリテクノロジーと協業開始。
△CIJ <4826> [東証P]
AI人材育成に注力の構えでエヌビディア<NVDA>関連の思惑も。
△レントラクス <6045> [東証G]
24年3月期配当予想を増額修正。
△FPG <7148> [東証P]
今9月期業績予想上方修正と配当を大幅増額。
△丸八証券 <8700> [東証S]
今期50円増配計画をポジティブ視。
△アイザワ証G <8708> [東証P]
今期増配見通しを好感。
△エリアクエス <8912> [東証S]
24年6月末株主から株主優待制度を導入へ。
△京急 <9006> [東証P]
トヨタ <7203> が新東京本社を品川に29年度開業。
△北海電 <9509> [東証P]
今期利益・配当予想の上方修正を好感。
▼小林製薬 <4967> [東証P]
紅麹を使った機能性表示食品を自主回収へ。
▼ジャムコ <7408> [東証P]
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)C&Fロジ <9099>、(2)プロレド <7034>、(3)CIJ <4826>、(4)アイザワ証G <8708>、(5)FPG <7148>、(6)北海電 <9509>、(7)トーメンデバ <2737>、(8)TPR <6463>、(9)富士石油 <5017>、(10)北越コーポ <3865>。
値下がり率上位10傑は(1)小林製薬 <4967>、(2)さくらネット <3778>、(3)ソースネクス <4344>、(4)Gunosy <6047>、(5)シャープ <6753>、(6)ジャムコ <7408>、(7)ミスミG <9962>、(8)JSB <3480>、(9)MSOL <7033>、(10)カプコン <9697>。
【大引け】
日経平均は前日比474.31円(1.16%)安の4万0414.12円。TOPIXは前日比35.58(1.26%)安の2777.64。出来高は概算で16億1094万株。東証プライムの値上がり銘柄数は348、値下がり銘柄数は1267となった。東証グロース250指数は750.24ポイント(4.98ポイント安)。
[2024年3月25日]
株探ニュース