トライアンフファイナンシャルの適時開示・決算・その他

UNITED STATES

SECURITIES AND EXCHANGE COMMISSION

WASHINGTON, D.C. 20549

FORM 8-K

現行レポート

セクション13または15に基づいて(D)

1934年の証券取引所法の

報告日（最も早く報告された事象の発生日）。2023年1月25日

TRIUMPH FINANCIAL, INC.

(チャーターで指定された登録者の正確な名前)


テキサス州（法人設立の州またはその他の管轄区域)	001-36722 (Commission File Number)	20-0477066 (irs employer identification no.)

12700 パーク・セントラル・ドライブ、スイート1700、ダラス、テキサス州（主な執行機関の住所)		75251 (Zip Code)

(214) 365-6900

(登録者の電話番号（市外局番を含む)

(前回の報告書以降に変更があった場合、旧姓または旧住所)

Form 8-Kの提出が、以下のいずれかの条項に基づく登録者の提出義務を同時に満たすことを意図している場合は、以下の該当するボックスにチェックを入れてください（以下の一般指示A.2.を参照）。


☐			証券法に基づく規則425に従った書面によるコミュニケーション（17 cfr 230.425)
☐			取引所法の下でのルール14a-12（17 cfr 240.14a-12）に基づく資料の勧誘。)
☐			証券取引法の規則14d-2(b)に基づく開始前の連絡（17 cfr 240.14d-2b)
☐			証券取引法の規則13e-4(c)に基づく開始前のコミュニケーション（17 cfr 240.13e-4c)

登録者が1933年証券法規則405（本章230.405）または1934年証券取引法規則12b-2（本章240.12b-2）に定義される新興成長企業であるかどうかをチェックマークで示す。

Emerging growth company ☐

新興成長企業の場合、登録者が証券取引法第13条(a)に従って提供される新規または改訂された財務会計基準に準拠するための延長移行期間を使用しないことを選択した場合は、チェックマークを付けて示してください。¨

法第 12 条(b)に基づき登録された証券。

Title of each class

TradingSymbol(s)

登録されている各取引所の名称

普通株式、額面1株あたり0.01ドル

TFIN

NASDAQ Global Select Market

7.125%シリーズc固定金利非累積型永久優先株式1株の40分の1の権利を表す各デポジタリー・シェア

TFINP

NASDAQ Global Select Market

項目2.02.経営成績および財政状態

2023 年 1 月 25 日、Triumph Financial, Inc.（以下「当社」）は、添付の別紙 99.1 の株主宛書簡で 2022 年 12 月 31 日に終了した四半期決算を発表しました。別紙 99.1 には、特定の非 GAAP 財務指標が含まれています。これらの指標と最も直接的に比較できる GAAP 指標との調整表は、株主向け書簡の中に表として含まれています。別紙99.1を含む本項目2.02の情報は、1934年証券取引所法（「取引所法」）において提出されたものとみなされ、いかなる目的においても「提出」されたものとはみなされないものとします。

Forward-Looking Statements

このForm 8-Kによる最新報告書には、将来の見通しに関する記述が含まれています。当社の期待、確信、計画、予測、目的、仮定あるいは将来の出来事や業績に関するいかなる記述も、過去の事実ではなく、将来予想に関する記述である可能性があります。将来予想に関する記述は、「信じる」、「期待する」、「できる」、「かもしれない」、「するだろう」、「はずだ」、「求める」、「可能性が高い」、「意図する」、「計画」、「プロフォーマ」、「プロジェクト」、「推定」または「予想する」等の将来予想に関する用語の使用、あるいはこれらの語句の否定によって識別することができ、過去の事項のみに関する予測や将来の出来事または傾向を示す同様の語句が含まれることがあります。また、戦略、計画または意図の議論によって、将来予想に関する記述を識別することができます。将来予想に関する記述は、多くのリスクと不確実性を含んでおり、将来の事象の予測として依拠すべきではありません。将来予想に関する記述は、不正確または不確実な仮定、データまたは方法に依存し、当社がそれを実現できない可能性があります。また、記載された取引や事象が記載通りに発生すること（あるいは全く発生しないこと）を保証するものではありません。特に以下の要因は、実際の結果や将来の事象が、将来予想に関する記述で述べられた、あるいは意図されたものと大きく異なる可能性があります。一般的な事業および経済状況、全国および当社の地域市場内の銀行およびノンバンク金融サービス業界における状況、ウイルスの封じ込めまたは米国経済への影響に対処するために政府当局がとる措置（CARES法を含むがこれに限定されない）が当社の事業に与える影響、およびその結果として当社の事業、流動性および資本状態、ならびに借り手およびその他の顧客の財政状態に与える影響、当社のリスク・エクスポージャーを軽減するための能力などCOVID-19が与える影響。過去の収益動向を維持する能力、経営陣の異動、金利リスク、輸送業界における当社製品およびサービスの集中、貸付ポートフォリオに関連する信用リスク、貸付ポートフォリオの季節性不足、資産の質の悪化および貸付金の償却率の上昇、不良資産の解決に要する時間と労力、貸倒引当金の設定およびその他の見積りにおける仮定および見積りの不正確さ、HubTran Inc.買収を含む買収事業の統合に関連するリスク、HubTranの買収を含む、輸送業界における当社製品およびサービスの集中に関するリスク、輸送業界における当社製品およびサービスの集中に関するリスク、当社製品およびサービスの集中に関するリスク、当社製品およびサービスの輸送業界に対するリスク、および輸送業界に対するリスク、輸送業界に対するリスク、および当社が行うリスク管理に関するリスクの買収およびトランスポート・ファイナンシャル・ソリューションズの買収に関連する展開、ならびに将来の買収、将来起こりうる買収に関連するリスクを適切に特定し対処する能力、および過去および将来の買収により投資家が当社の事業、財務状況および業績を評価することが困難になり、当社の将来の業績を正確に予測する能力が損なわれるリスクなどです。流動性の欠如、売却目的で保有する有価証券の公正価値および流動性の変動、投資有価証券、のれん、その他の無形資産または繰延税金資産の減損、当社のリスク管理戦略、貸付業務に関連する環境負債、国内、地域または地方における銀行および非銀行金融サービス業界での競争激化により価格および条件に悪影響が及ぶ可能性があります。当社の財務諸表および関連する開示情報の正確性、財務報告に係る内部統制の重大な欠陥、ネットワーク・セキュリティの侵害を防止するためのシステム障害または失敗、当社に対するまたは当社が受けることになる訴訟その他の法的手続の制度および結果、純営業損失の繰越可能性の変化、連邦税法または政策の変更。銀行法、証券法および税法の改正や規制当局による適用、政府の金融・財政政策、FDIC、保険およびその他の保証の範囲および費用の変更、将来の買収に対する規制当局の承認の不存在、資本要件の増加など、最近および将来の法律および規制の改正による影響。

将来予想に関する記述は、当社の誠意ある信念を反映したものですが、将来の業績を保証するものではありません。すべての「将来予想に関する記述」は、必然的に将来の結果についての推定に過ぎません。従って、実際の業績は、特定の将来予想に関する記述に明示されているものまたは意図されているものとは大きく異なる可能性があり、したがって、これらの記述に過度に依存しないようお願いいたします。さらに、いかなる将来予想に関する記述も、それが作成された時点のものであり、当社は、適用法令に基づく場合を除き、その作成日以降の事象や状況を反映し、または予期せぬ事象や状況の発生を反映して、将来予想に関する記述を更新するいかなる義務も負うものではありません。実際の結果が将来予想に関する記述と異なる可能性がある、このようなリスクや不確実性については、「リスク要因」および2022年2月14日に米国証券取引委員会に提出されたtriumphのフォーム10-kに関する年次報告書に含まれる将来予想に関する記述の開示を参照してください。

項目9.01.財務諸表および添付書類

(d)展示品


Exhibit			Description
99.1			2023年1月25日付の株主宛書簡
104			カバーページインタラクティブデータファイル（inline xbrlドキュメントに埋め込まれています。)

EXHIBIT INDEX


Exhibit			Description
99.1			2023年1月25日付の株主宛書簡
104			カバーページインタラクティブデータファイル（inline xbrlドキュメントに埋め込まれています。)

SIGNATURE

1934年米国証券取引法の要件に従い、登録者は、正当に権限を与えられた以下の署名者によって、この報告書が登録者のために署名されたことをここに認めます。


			TRIUMPH FINANCIAL, INC.

By:			/s/ Adam D. Nelson
			氏名アダム d. ネルソン肩書き取締役副社長兼ゼネラルカウンセル

Date: January 25, 2023

EX-99.1 2 tfin-20221231x8kexx991.htm EX-99.1 Document

Exhibit 99.1

January 25, 2023

Fellow Shareholders,

第4四半期の普通株主帰属当期純利益は1,680万ドル、希薄化後1株当り0.67ドルでした。このレターでは、まず、ご期待に沿えるよう、第4四半期そのものについて述べさせていただきます。また、過去3年間の業績について振り返り、今後3年間の業績見通しについても述べたいと思います。

Discussion of the Quarter

以下の表は、企業全体にとって、また当社のファクタリングおよびペイメント部門にとって、最も重要な指標を概説しています。


	第1四半期連結会計期間末および第1四半期連結会計期間末															前年度末および当年度末
(Dollars in thousands)	December 31,2022			September 30,2022			June 30,2022			March 31,2022			December 31,2021			December 31,2022			December 31,2021
Financial Highlights:
投資目的で保有するローン	$	4,120,291		$	4,433,304		$	4,435,366		$	4,724,078		$	4,867,572		$	4,120,291		$	4,867,572
Deposits	$	4,171,336		$	4,441,354		$	4,780,924		$	4,331,786		$	4,646,679		$	4,171,336		$	4,646,679
普通株主に帰属する純利益	$	16,759		$	15,428		$	43,390		$	23,528		$	25,839		$	99,105		$	109,768
希薄化後の普通株式1株当たり利益	$	0.67		$	0.62		$	1.74		$	0.93		$	1.02		$	3.96		$	4.35
平均資産利益率(1)	1.27		%	1.13		%	3.02		%	1.69		%	1.77		%	1.79		%	1.87		%
Yield on loans(1)	9.23		%	8.95		%	8.79		%	8.60		%	8.68		%	8.88		%	7.91		%
預金総額のコスト(1)	0.28		%	0.24		%	0.23		%	0.14		%	0.16		%	0.22		%	0.20		%
総資産に対する不良資産の割合	1.02		%	1.11		%	0.83		%	0.87		%	0.92		%	1.02		%	0.92		%
ローン総額に対するaclの割合	1.04		%	0.99		%	0.98		%	0.88		%	0.87		%	1.04		%	0.87		%
リスク加重資産に対する総資本(2)	17.68		%	16.56		%	15.91		%	14.53		%	14.10		%	17.68		%	14.10		%
共通資本tier1資本のリスク加重資産に対する比率(2)	12.74		%	11.93		%	11.35		%	10.40		%	9.94		%	12.74		%	9.94		%

(1) 当四半期の比率は年率換算値です

(2) 当四半期の比率は速報値です


	December 31,2022		September 30,2022		June 30,2022		March 31,2022		December 31,2021		Current Quarter Q/Q				Current Year Y/Y
For the Qtr Ending											Change		% Change		Change		% Change
Factoring:
Invoice Volume	1,596,843		1,681,489		1,725,721		1,604,012		1,669,387		(84,646)		(5.0)	%	(72,544)		(4.3)	%
Purchased Volume	$	3,277,986,000	$	3,599,771,000	$	4,023,569,000	$	4,041,883,000	$	4,032,585,000	$	(321,785,000)	(8.9)	%	$	(754,599,000)	(18.7)	%
Average Transportation Invoice Size	$	2,002	$	2,073	$	2,176	$	2,401	$	2,291	$	(71)	(3.4)	%	$	(289)	(12.6)	%
Payments:
Invoice Volume	4,605,020		4,676,249		4,394,351		3,982,879		4,027,680		(71,229)		(1.5)	%	577,340		14.3	%
Payment Volume	$	5,577,014,000	$	5,951,706,000	$	6,033,898,000	$	5,700,759,000	$	5,242,051,000	$	(374,692,000)	(6.3)	%	$	334,963,000	6.4	%
Network Invoice Volume	157,004		144,253		118,580		52,182		—		12,751		8.8	%	157,004		N/A
Network Payment Volume	$	301,366,000	$	288,410,000	$	253,312,000	$	129,569,000	$	—	$	12,956,000	4.5	%	$	301,366,000	N/A
Number of Freight Brokers	580		584		566		558		554		(4)		(0.7)	%	26		4.7	%
Number of Factors	70		70		69		72		69		—		—	%	1		1.4	%

Payments

TriumphPay のインボイスボリュームは、市況により 1.5%減少しました。プラス面では、貨物市場の減速にもかかわらず、ネットワーク取引高が 8.8%増加しました。ネットワークの総決済高は、前四半期の 2 億 8800 万ドルから 3 億 100 万ドルに増加しました。第 4 四半期は、平均請求価格が 4.8%下落したため、支払額は 6.3%減少し、年換算で 223 億ドルになりました。私は、目の前のパイプラインに満足しています。

2022年1月11日、最初のネットワーク取引（当時は適合取引と呼ばれていた）を発表しました。補足すると、ネットワーク取引とは、構造化されたデータと送金情報が当事者間でデジタル的に行き来できるように、支払人と受取人の両方がネットワークに統合されている取引で、請求書の提示、監査、支払いにおける非効率性を排除することができます。2023年1月10日、最初の取引から1周年を迎える前日、私たちは10億ドルを超えるネットワーク取引を完了させました。1年間でゼロから10億ドルを達成するのは簡単なことではありません。

規模感として、10億ドルのネットワーク取引は、21のファクターと83の運送ブローカー間で発生し、486,000件の請求書に及んでいます。この486,000件の請求書を通して、これらの運送業者とファクターの記録システム間で、260万件以上の構造化データとステータスアップデートがやり取りされました。従来は、この260万件のやりとりの多くが電話や電子メールで行われており、支払側と受取側の双方にとって非効率な作業となっていました。この効率性をユビキタス運賃決済ネットワークに当てはめると、TriumphPayが構築しているものの変革性が理解できるだろう。ビジネスコンセプトは証明されており、私たちは今、そのコンセプトを価値あるビジネスにするための旅をしているのです。

今期、TriumphPay の内部で起こったもう一つの注目すべきことは、このセグメントが今期、自己資金で運営されたことです。ネットワーク利用者に代わって支払いを管理することで発生する浮動株が、事業の資金需要を上回ったのです。これにより、TriumphPayは余剰の無金利預金を企業に還元することができました。これは、TriumphPayの長期的な目標に合致するものであり、大変喜ばしいことです。

*少数株主持分の時価評価による純益700万ドルを除く 2022年度、ファクタリング部門の税引前貢献額は2021年度比で20%以上増加しました。

Factoring

私は、チームの業績と卓越したオペレーションの継続を誇りに思います。第 4 四半期の平均輸送送り状サイズは 3.4％減少しました。これに加えて、運賃市況の軟化にともなうお客様のフリートの稼働率低下により、購入数量は 8.9％減となりました。

トラック輸送部門の貨物量は、典型的な第4四半期の季節的変動は見られませんでした。ディーゼル燃料は高止まりし、スポット運賃は引き続き下落傾向にあります。今年度の燃料別ブレンデッドスポットレートは、2022 年第 1 四半期の約 3.00 ドル/マイルから 2.00 ドル/マイル程度に低下して終了しました。ブレンデッドスポットレートは、ドライバン、冷凍車、フラットベッドのレートを平均したものです。スポットレートと契約レートのギャップは縮小し、契約レートは燃料抜きで2.25ドル/マイルを下回るようになりました。このギャップの縮小は、一般的に底打ちに近いと見られています。大方の予想では、2023年に入り、小型輸送業者としてドライバンを運航する際の1マイルあたりのコストは、約1.80ドル/マイルとされている。もしスポットレートが1.50ドル/マイルに戻れば、市場から十分なキャパシティが追い出され、必然的にレートは跳ね上がります。当社の大手運送会社では、ドライバンの運航コストを1.60ドル/マイルと見積もっています。中型以上のフリートでは、利用率の問題（トラックがアイドリング状態になっているなど）が報告されています。当社の調査によると、この状況は2023年の第1四半期まで、そしておそらく第2四半期も続くと予測しています。

輸送機関向けファクタリング業界は、資本コストの上昇、資金調達コストの上昇、平均請求書サイズの縮小により、逆風にさらされ続けています。多くのファクターは、過去数年間、顧客との間で標準的であった高前払い、固定金利の取引構造に悩まされています。こうした取引構造では、ダウンサイドマージンの保護はほとんどありません。その結果、多くのファクターが今後数ヶ月の間に前受金の引き下げや割引率の引き上げを行うと予想されます。

当社は、(1)資本へのアクセス、(2)資金調達コスト、(3)貸付、預託、保険およびキャッシュ・マネジメント・サービスの相互販売による収入の補完が可能であることを利点として見込んでいます。さらに、企業レベルで行っているテクノロジーへの投資および継続的な投資は、当社の効率性を向上させるでしょう。当社は、このような業界のダイナミクスを踏まえ、市場投入戦略を再検討しており、トラック運送会社のニーズを満たす特定の商品やパッケージを通じて、ダウンサイド・プロテクションを組み込むことを計画しています。この価格規律と明確な市場戦略は、今後の四半期に大きな影響を与えるでしょう。ファクタリング事業では、効率性と収益性の向上に重点を置きながら、成長を維持する計画です。

Banking

銀行部門では、貸出金利回りが以下の注目すべき項目を含めて約74bps上昇し、連結ベースの預金コストは4bps上昇の28bpsとなりました。コミュニティバンクの質の高い取引預金は安定しており、預金ベタは全体として良好な状態を維持しています。金利の例外的な設定が頻繁に行われるようになっていますが、当行の中核的な預金基盤が比較的安定していること、現在の流動性の状況、地域市場の競争力から、公表金利を引き上げる必要性はまだ感じていません。FRB がさらに利上げを進めれば、第 1 四半期には小幅なスプレッド拡大が予想されますが、いずれ利上げが一服すれば、預金に対する金利競争によってスプレッドが徐々に低下すると考えています。家計や企業がパンデミック時に蓄えた余剰資金を使い切るため、若干の流出が見られますが、これは金利主導ではないように思われます。金利主導の資金流出は、大口のモーゲージ・ウエアハウスの顧客やその他の商業関係が主な原因となっています。

実効Fed Funds Rate、季節調整なし。出所 FRED Economic data, St. Louis Fed - https://fred.stlouisfed.org/series/FEDFUNDS.

*取引預金とは、無利息および利付きの当座預金、短期金融市場および貯蓄預金と定義される。

Liquid Credit at TFIN

リキッド・クレジット・チームはなぜトライアンフ・フィナンシャルに所属しているのか、との問い合わせを受けることがあります。私たちは、リスク調整後リターンを最大化し、銀行にバランスシートの柔軟性を提供するための投資オプションとして、流動性クレジット・チームを活用しています。彼らは、私たちのコアビジネスに資本市場の視点をもたらしてくれます。このチームの任務は、銀行の投資ポートフォリオや短期流動性・資金調達戦略の管理も含まれています。

リキッド・クレジット・チームは、この融資に対するアプローチとして、信用リスクに手を伸ばすのではなく、質の高いビジネスに対して魅力的な価格で信用を供与することにしています。その結果、このビジネスラインの魅力は、私たちが行う他のビジネスよりも時間と共に変化します。簡単に言えば、リスク・プレミアムが適切でない場合には、市場から撤退することを選択する場合もあります。このチームはボトムアップの分析を行い、チーム内の専門家ネットワークや、60社以上のトレーディング、リサーチ、バンキングパートナーを通じてアイデアを生み出しています。

私たちは、良質で銀行のバランスシートに自然に適合するものの、他の市場参加者からは十分に分析されていないと思われるリスクを特定し、購入することを好みます。その好例が、流通市場での質の高いリボルバーの購入である。多くの場合、大手銀行は、顧客との関係を重視した経済条件でリボルビング・クレジット・ラインを組成する。定期的に、これらの銀行のリスク部門または信用部門は、リスクの軽減を義務付け、それらのリボルビングラインの公正価値に対する大幅な割引で売却することになります。このような資金調達ができない場合、リボルビング・ラインの売り手は買い手に対して実際に前払いをすることになり、魅力的な投資機会を提供することができるのです。

ここ数年、私たちは銀行の投資ポートフォリオに「アップ・イン・クオリティ」のバイアスをかけることを追求してきました。この目標に基づき、投資ポートフォリオには多数の高品質なストラクチャード商品が含まれており、その100％が主要格付機関からAAまたはAAA格を取得しています。これらの投資は極めて高い信用力を持ち、一般的に金利リスクもほとんど負わない。具体的な内容は商品や投資先によって異なりますが、これらの投資先で損失を出すには、クレジット市場が世界金融危機の時の何倍ものデフォルト率と投資損失を経験し、それが何年も続くことが必要でしょう。これらの資産は、現在の市場で得られる最高のリスク・リターン機会であると確信しているため、このポートフォリオは今後も拡大する可能性があります。

リキッドクレジットチームは、投資という役割を超えて、全社的に建設的な資本市場のコンサルタントとしての役割を果たすことも目指しています。プロジェクトの例としては、個々の取引の調達やストラクチャリング、COVIDを使ったポートフォリオエクスポージャーのストレステスト、商業ローンの評価と価格付けのための市場データの提供、資本展開の戦略、必要に応じて輸送ポートフォリオに集中するエクスポージャーのヘッジを通じた支援など様々なものがあります。

第4四半期の業績に影響を与える主な項目

-前払い手数料 -第 4 四半期に、2 件の設備ファイナンス・ローンに対して総額 180 万ドルの前払い手数料を受け取り、銀行部門の利回りに 25 bps の影響を与えました。このような手数料は当社にとって珍しいことではありませんが、今期の合計手数料の規模は注目に値します。

-貸付金の回収：第 4 四半期に、買収した銀行の 1 行が買収前に償却した貸付金について、95 万ドルの回収を受けました。この金額は、対応する最初の償却を計上していなかったため、非金利収入に計上されました。

-第4四半期の法人税は、(1)戦略的資本提携の完了にともなう株式発行が未定であること、(2)2022年通期の所得を税率の高い州に多く配分したことにより、異常に高い水準となりました。2023 年度の税引前利益は約 25.5％になると見込んでいますが、正確に予測することは困難です。

-USPS訴訟の最新情報-当社は、2020年秋にコミットされた1940万ドルの誤払いについて、米国郵政公社に対する米国連邦請求裁判所への訴訟を継続しています。当社の法的分析及びこの件に関して当社に助言を与える弁護士との協議に基づき、当社は、当社が当該訴訟で勝訴する可能性が高く、USPSが当該債権に対する支払能力を有すると引き続き考えています。従って、2022 年 12 月 31 日現在、当社は当該残高について引当金を計上していません。現在、その他の更新は行っていません。

過去3年間のレビュー

この手紙の準備のために、私は当社の2019年第3四半期決算説明会の記録を見直しました。その通話は、輸送と金融技術に向けた当社の「戦略的シフト」を公にしたものでした（当時、TriumphPayを「決済ネットワーク」と表現する見解が完全に出来上がっていたわけではありません--それは後日、判明しました）。この電話は、コミュニティ・バンキングの仲間から外れても構わないということを公言するものでした。その根底にあるのは、自分たちが得意とすることに集中することで、顧客、投資家、そして企業のために価値を創造する機会があるという考え方でした。この電話会議で私たちはいくつかのことを述べましたが、その中から、私たちがやると言った重要なことを5つ選び出しました。

1.バランスシートの成長は限定的でしょう。銀行は収益性を高めるために営業レバレッジを必要としますが、一般的にバランスシートの成長によってそれを追求します。このため、ほとんどの銀行が既存市場での成長や新規市場への進出を追求しています。しかし、私たちは少し違った見方をしています。私たちの目標は、資産を大幅に増やすことなく、利益を大幅に増やすことでした（現在もそうです）。その理由はたくさんありますが、中でも主なものは、（1）ほとんどの市場は経済全体よりも速く資産を増やすことができない、（2）群れで競争するよりもニッチなビジネスの方が利益を上げられる、というものでした。

私たちが戦略的ピボットの真の変曲点と考えている2019年第2四半期時点で、私たちの総資産は47億8,000万ドルでした。2022年末の時点で、総資産は53億3,000万ドルです。これは、年率換算で約3.2％の成長率に相当します。同期間中、株主への純利益の合計は約3億200万ドルとなりました。

資産の増加を抑制することで、株主への資本還元を効率的に行えることもメリットのひとつです。この3年間に、当社は320万株強の自社株を取得しましたが、これは会社の13%に相当します。また、来月配布予定のSEG株式も含め(1)、同期間に140万株を上限とする株式報酬賞をチームメンバーに付与しています。従って、この期間の自社株買いプログラムは株式報酬賞を180万株上回りました。この期間、当社のフランチャイズが生み出した 3 億 200 万ドルの累積収益のうち、1 億 5,000 万ドル弱を自社株買いに（平均株価 45.98 ドル）、約 9,700 万ドルを決済ネットワークの基盤構築に貢献した HubTran の買収に投じました。2019年6月30日から2022年12月31日までの同期間に、当社のGAAPベースの資本は2億4600万ドル増加しました。これらの数字には、当社のテクノロジー・プラットフォームに対するフランチャイズ強化のための重要な投資は考慮されておらず、これらは損益を通じて流れ、その成果は今後数年で明らかになるでしょう。

2.私たちが提供する成長は、運輸事業であろう。利益を伸ばすためには、何かを伸ばさなければなりません。私たちは、自信を持って成長できる運輸部門に焦点を当てることを選択しました。以下は、これらの事業の成長を示すいくつかの指標です。

a.2019年2Qから2022年4Qまでのファクタリング部門は、成長しました。

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