2025年11月6日 5時29分
ユニティ、決算受け大幅高 グロウ部門が好調=米国株個別
(NY時間15:28)(日本時間05:28)
ユニティ<U> 42.55(+6.68 +18.63%)
クリエイター向けのソフトウエア開発を手掛けるユニティ・ソフトウェア<U>が大幅高。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高が予想を下回ったほか、1株損益の赤字も予想以上に膨らんだ。
ただ、株価はポジティブな反応。モバイルゲーム・アプリの収益化やユーザー獲得(広告・マネタイズ)のサービスを統括するグロウ部門が好調だったことや、予想を上回る第4四半期の売上高見通しを示したことが好感されている模様。
第4四半期のグロウ部門は前四半期比で1桁台半ばの増収を見込んでいるほか、クリエイト事業も、非戦略的収益の影響を除けば、前年同期比で1桁台後半の増収を見込んでいる
。
アナリストは「同社の広告プラットフォーム『ベクター・アズ』が、グロウ部門の四半期ベースの改善をけん引した可能性が高く、それは既存顧客間での広告シェア喪失が安定化しつつある兆候と考えられる」と述べている。
ただし、「同社が新しい製品群をより幅広い顧客層へ展開しようとしている段階では、売上高の上方修正は限定的になる見込み。なぜなら、同社は最先端の大規模言語モデル(LLM)を活用する競合他社との競争に直面しているためだ」とも指摘した。
(7-9月・第3四半期)
・1株損益:0.30ドルの赤字(予想:0.20ドルの赤字)
・売上高:4.71億ドル(予想:4.53億ドル)
グロウ事業:3.18億ドル(予想:3.02億ドル)
クリエイト事業:1.52億ドル(予想:1.48億ドル)
・EBITDA(調整後):1.10億ドル(予想:0.95億ドル)
(10-12月・第4四半期見通し)
・売上高:4.80~4.90億ドル(予想:4.77億ドル)
・EBITDA(調整後):1.10~1.15億ドル
【企業概要】
ゲーム開発者・アーティスト・建築家など、様々なクリエイターのアプリ開発に利用される包括的なソフトウェアソリューションを提供する。エンドユーザーは、携帯電話・タブレット・PC・拡張現実及び仮想現実デバイスなどで、インタラクティブなリアルタイム2D・3Dコンテンツを体験できる。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ユニティ<U> 42.55(+6.68 +18.63%)
クリエイター向けのソフトウエア開発を手掛けるユニティ・ソフトウェア<U>が大幅高。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高が予想を下回ったほか、1株損益の赤字も予想以上に膨らんだ。
ただ、株価はポジティブな反応。モバイルゲーム・アプリの収益化やユーザー獲得(広告・マネタイズ)のサービスを統括するグロウ部門が好調だったことや、予想を上回る第4四半期の売上高見通しを示したことが好感されている模様。
第4四半期のグロウ部門は前四半期比で1桁台半ばの増収を見込んでいるほか、クリエイト事業も、非戦略的収益の影響を除けば、前年同期比で1桁台後半の増収を見込んでいる
。
アナリストは「同社の広告プラットフォーム『ベクター・アズ』が、グロウ部門の四半期ベースの改善をけん引した可能性が高く、それは既存顧客間での広告シェア喪失が安定化しつつある兆候と考えられる」と述べている。
ただし、「同社が新しい製品群をより幅広い顧客層へ展開しようとしている段階では、売上高の上方修正は限定的になる見込み。なぜなら、同社は最先端の大規模言語モデル(LLM)を活用する競合他社との競争に直面しているためだ」とも指摘した。
(7-9月・第3四半期)
・1株損益:0.30ドルの赤字(予想:0.20ドルの赤字)
・売上高:4.71億ドル(予想:4.53億ドル)
グロウ事業:3.18億ドル(予想:3.02億ドル)
クリエイト事業:1.52億ドル(予想:1.48億ドル)
・EBITDA(調整後):1.10億ドル(予想:0.95億ドル)
(10-12月・第4四半期見通し)
・売上高:4.80~4.90億ドル(予想:4.77億ドル)
・EBITDA(調整後):1.10~1.15億ドル
【企業概要】
ゲーム開発者・アーティスト・建築家など、様々なクリエイターのアプリ開発に利用される包括的なソフトウェアソリューションを提供する。エンドユーザーは、携帯電話・タブレット・PC・拡張現実及び仮想現実デバイスなどで、インタラクティブなリアルタイム2D・3Dコンテンツを体験できる。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース