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2025年6月4日 21時54分
ダウ先物は小幅安 ＡＤＰ雇用統計が予想を大きく下回る ただ、次第に雰囲気は楽観的に＝米国株
米株価指数先物（6月限）（NY時間08:43）（日本時間21:43）
ダウ先物 42557（-41.00 -0.10％）
S＆P500 5977.00（-4.50 -0.08％）
ナスダック100先物 21685.75（-20.25 -0.09％）
米株価指数先物市場でダウ先物、Ｓ＆Ｐ５００、ナスダック１００とも小幅安で推移している。小高く推移していたものの、先ほど発表のＡＤＰ雇用統計が予想を大きく下回る内容となったことで下げに転じている。
ただ、方向感のない展開の中、前日も結局、米株式市場は上昇して終えていた。これを見て市場も楽観的になりつつある兆候も出ている。Ｓ＆Ｐ５００は２月の最高値まであと３％未満、ナスダックは４％未満、ダウ平均は６％未満まで接近している。
こうした動きを背景に投資家の間では「株式市場は関税問題を克服しつつある」との見方が強まっている模様。特にトランプ大統領が関税をあくまで交渉手段として使っていると市場が判断するきっかけとなる一連の方針転換がその要因とも指摘されている。
米連邦裁判所がトランプ関税を違法と判断したことも、市場が最悪の関税リスクをすでに織り込んだとの期待を後押しした。その後、控訴審により一時的に関税は復活。
また、トランプ大統領が「習国家主席との交渉は非常に困難」と発言したにもかかわらず、市場は時間外でほとんど反応を示しておらず、投資家心理の改善も示唆されている。
このように貿易関連のニュースへの反応が徐々に鈍くなっていることから、一部では「株価はさらに上昇」との楽観的な見方が広がっている模様。ストラテジストからは、「今週は目立ったニュースがない中でも市場は上昇している。ここから株価は大きく上昇するリスクの方が高い」との声も出ている。
ＨＰエンタープライズ<HPE>が決算を受け時間外で上昇。１株利益、売上高とも予想を上回ったほか、通期の１株利益の見通しも上方修正している。
ウェルズ・ファーゴ<WFC>が時間外で上昇。ＦＲＢが前日に同銀に課していた資産上限規制を解除した。今回の解除により、同銀は再び成長を追求できるようになるほか、ほぼ１０年に及ぶスキャンダルに幕を閉じる。
クラウドを活用したビッグデータの保管分析サービスを手掛けるスノーフレーク<SNOW>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を２６５ドルに設定した。
サイバーセキュリティのクラウドストライク<CRWD>が決算を受け時間外で下落。好調な決算ではあったものの、全体的に物足りない内容との受け止めのようだ。
損保向けソフトウエア開発のガイドワイア・ソフトウェア<GWRE>が決算を受け時間外で大幅高。売上高が予想を上回ったほか、１株利益も予想を大きく上回った。ガイダンスも公表し、通期の売上高および年ベース経常収益（ＡＲＲ）の見通しを上方修正している。
（NY時間08:53）（日本時間21:53）時間外
ＨＰエンタープライズ<HPE> 18.81（+1.12 +6.33%）
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 77.50（+1.85 +2.45%）
スノーフレーク<SNOW> 214.52（+5.36 +2.57%）
クラウドストライク<CRWD> 451.54（-37.22 -7.62%）
ガイドワイア<GWRE> 249.00（+30.82 +14.13%）
アップル<AAPL> 202.42(-0.85 -0.42％)
マイクロソフト<MSFT> 462.40(-0.57 -0.12％)
アマゾン<AMZN> 205.94(+0.23 +0.11％)
アルファベットC<GOOG> 167.91(+0.20 +0.12％)
アルファベットA<GOOGL> 166.23(+0.05 +0.03％)
テスラ<TSLA><TSLA> 344.41(+0.14 +0.04％)
メタ<META><META> 668.81(+1.96 +0.29％)
エヌビディア<NVDA> 142.04(+0.82 +0.58％)
ＡＭＤ<AMD> 117.82(+0.51 +0.43％)
イーライリリー<LLY> 754.00(+3.22 +0.43％)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 42557（-41.00 -0.10％）
S＆P500 5977.00（-4.50 -0.08％）
ナスダック100先物 21685.75（-20.25 -0.09％）
米株価指数先物市場でダウ先物、Ｓ＆Ｐ５００、ナスダック１００とも小幅安で推移している。小高く推移していたものの、先ほど発表のＡＤＰ雇用統計が予想を大きく下回る内容となったことで下げに転じている。
ただ、方向感のない展開の中、前日も結局、米株式市場は上昇して終えていた。これを見て市場も楽観的になりつつある兆候も出ている。Ｓ＆Ｐ５００は２月の最高値まであと３％未満、ナスダックは４％未満、ダウ平均は６％未満まで接近している。
こうした動きを背景に投資家の間では「株式市場は関税問題を克服しつつある」との見方が強まっている模様。特にトランプ大統領が関税をあくまで交渉手段として使っていると市場が判断するきっかけとなる一連の方針転換がその要因とも指摘されている。
米連邦裁判所がトランプ関税を違法と判断したことも、市場が最悪の関税リスクをすでに織り込んだとの期待を後押しした。その後、控訴審により一時的に関税は復活。
また、トランプ大統領が「習国家主席との交渉は非常に困難」と発言したにもかかわらず、市場は時間外でほとんど反応を示しておらず、投資家心理の改善も示唆されている。
このように貿易関連のニュースへの反応が徐々に鈍くなっていることから、一部では「株価はさらに上昇」との楽観的な見方が広がっている模様。ストラテジストからは、「今週は目立ったニュースがない中でも市場は上昇している。ここから株価は大きく上昇するリスクの方が高い」との声も出ている。
ＨＰエンタープライズ<HPE>が決算を受け時間外で上昇。１株利益、売上高とも予想を上回ったほか、通期の１株利益の見通しも上方修正している。
ウェルズ・ファーゴ<WFC>が時間外で上昇。ＦＲＢが前日に同銀に課していた資産上限規制を解除した。今回の解除により、同銀は再び成長を追求できるようになるほか、ほぼ１０年に及ぶスキャンダルに幕を閉じる。
クラウドを活用したビッグデータの保管分析サービスを手掛けるスノーフレーク<SNOW>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を２６５ドルに設定した。
サイバーセキュリティのクラウドストライク<CRWD>が決算を受け時間外で下落。好調な決算ではあったものの、全体的に物足りない内容との受け止めのようだ。
損保向けソフトウエア開発のガイドワイア・ソフトウェア<GWRE>が決算を受け時間外で大幅高。売上高が予想を上回ったほか、１株利益も予想を大きく上回った。ガイダンスも公表し、通期の売上高および年ベース経常収益（ＡＲＲ）の見通しを上方修正している。
（NY時間08:53）（日本時間21:53）時間外
ＨＰエンタープライズ<HPE> 18.81（+1.12 +6.33%）
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 77.50（+1.85 +2.45%）
スノーフレーク<SNOW> 214.52（+5.36 +2.57%）
クラウドストライク<CRWD> 451.54（-37.22 -7.62%）
ガイドワイア<GWRE> 249.00（+30.82 +14.13%）
アップル<AAPL> 202.42(-0.85 -0.42％)
マイクロソフト<MSFT> 462.40(-0.57 -0.12％)
アマゾン<AMZN> 205.94(+0.23 +0.11％)
アルファベットC<GOOG> 167.91(+0.20 +0.12％)
アルファベットA<GOOGL> 166.23(+0.05 +0.03％)
テスラ<TSLA><TSLA> 344.41(+0.14 +0.04％)
メタ<META><META> 668.81(+1.96 +0.29％)
エヌビディア<NVDA> 142.04(+0.82 +0.58％)
ＡＭＤ<AMD> 117.82(+0.51 +0.43％)
イーライリリー<LLY> 754.00(+3.22 +0.43％)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース