（NY時間10:15）（日本時間23:15）
ＱＸＯ<QXO>　20.31（-0.08　-0.39%）

　建築資材大手ＱＸＯ<QXO>がユナイテッド・レンタルズやＸＰＯを率いた資産家のジェイコブス氏が手掛ける次の大型成功案件となる可能性が高いとの指摘が出ている。バロンズ紙がコラムで伝えた。同社の業績は予想を上回り、アナリストはＭ＆Ａによる成長が今後数年続くと見込んでいる。

　同社はビーコン・ルーフィング・サプライ社を１１０億ドルで買収し、強固な基盤を築いた。ジェイコブス氏の下で迎えた最初の四半期で利益と売上高は予想を上回った。

　アナリストは、住宅やデータセンター、インフラ整備の需要に伴い実質ベースで１桁台半ばの成長を見込み、Ｍ＆Ａによって売上高は２０２８年までに２００億ドル超に倍増すると予測している。ジェイコブス氏は１０年以内に売上高５００億ドルを目指しているが、ディールメーキングの規律を重視する姿勢も見せている。投資家は、同氏のＭ＆Ａ実績が高いリターンをもたらすと引き続き確信しているという。

【企業概要】
　米国内の主に製造・流通・サービス業界の中小企業に、ビジネス管理アプリケーションとテクノロジー、コンサルティングサービスを提供する。オンプレミスとクラウドベースで、財務・人事・倉庫・顧客管理やその他のアプリケーションを提供するほか、プログラミング・トレーニング・技術サポートも提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース