（NY時間10:42）（日本時間00:42）
ネクストラッカー<NXT>　48.93（+9.31　+23.49%）

　太陽光発電向けシステムのネクストラッカー<NXT>が大幅高。前日引け後に１０－１２月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を大きく上回った。通期のガイダンスも公表し、１株利益およびＥＢＩＴＤＡの見通しを上方修正した。

　同社は声明で「受注残が４５億ドルを大幅に上回り、過去最高を記録した。これは全ての主要地域における堅調な需要と新製品からの大幅な貢献によるものだ」と述べた。

　アナリストは「好調なブッキングと４５億ドルを超える受注残が業績を押し上げた。海外の顧客は実績のある技術や耐久性を重視しており、それは実績の少ない競合他社よりもに同社に有利に働いている」と述べた。

　また、「国内の規則変更はポジティブなものだったが、一部の顧客はインフレ抑制法（ＩＲＡ）の長期的安定性について依然として慎重な見方をしており、潜在的な需要の変動が生じている」とも語った。

（１０－１２月・第３四半期）
・１株利益（調整後）：1.03ドル（予想：0.58ドル）
・売上高：6.79億ドル（4.4％減）（予想：6.45億ドル）
・EBITDA（調整後）：1.86億ドル（予想：1.23億ドル）
・受注残：45億ドル超

（通期見通し）
・１株利益（調整後）：3.75～3.95ドル（従来：3.10～3.30ドル）（予想：3.21ドル）
・売上高：28～29億ドル（予想：28.5億ドル）
・EBITDA（調整後）：7.00～7.40億ドル（従来：6.25～6.65億ドル）（予想：6.44億ドル）

【企業概要】
　世界の太陽光発電プロジェクトで使用される統合型ソーラートラッカーとソフトウェアソリューションを提供する。太陽の動きに合わせてソーラーパネルの列を独立して動かすことのできる独自のトラッカーにより、エネルギー生産におけるパフォーマンスの最適化を可能にする。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース