（NY時間11:50）（日本時間00:50）
スチール・ダイナミクス<STLD>　131.45（-3.08　-2.29%）

　鉄鋼のスチール・ダイナミクス<STLD>が下落。前日引け後に４－６月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を下回った。鉄鋼価格が高水準で安定し、利益は大きく改善したものの、塗装鋼板の在庫過剰が影響し、鉄鋼および鉄骨製作の出荷量が減少した。

　ミレットＣＥＯは「通商政策の不透明感が続いており、製造業の国内回帰やインフラ投資などの健全な需要があるにもかかわらず、顧客の発注に慎重さが見られる」と言及。一方、「今後数カ月で貿易協定が進展し、通商政策が安定化することで、われわれの製品への強い繰り越し需要が顕在化すると確信している」とも語っている。

（４－６月・第２四半期）
・１株利益（調整後）：2.01ドル（予想：2.10ドル）
・売上高：45.7億ドル（予想：47.2億ドル）
　　鉄鋼：32.8億ドル（予想：33.6億ドル）
　　鉄骨製作：3406万ドル（予想：3454万ドル）
　　金属リサイクル：5227万ドル（予想：5464万ドル）
　　他製品：3606万ドル（予想：3317万ドル）
・EBITDA（調整後）：5.33億ドル（予想：5.71億ドル）

【企業概要】
　鉄鋼・金属リサイクル・鉄鋼加工の各事業を手掛ける。電気アーク炉製鋼所を運営し、鉄鋼コーティング・加工を行い鉄鋼製品の製造・販売に取り組むとともに、主に米国とメキシコで、鉄・非鉄金属のリサイクル品の加工・輸送・販売・スクラップ管理と、鋼製根太やデッキ製品等の鋼材の製造・販売を行う。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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