（NY時間15:07）（日本時間04:07）
マーベル<MRVL>　74.37（-1.87　-2.45%）

　半導体のマーベル・テクノロジー<MRVL>が下落。マイクロソフト<MSFT>が社内で設計を進めるＡＩチップに関して、開発日程を見直すと伝わった。テクノロジーニュースサイトのジ・インフォメーションが伝えた。同社はマイクロソフトが開発中のＡＩチップで一部設計を委託されており、見直しで悪影響が出るとの懸念が広がっている。

　マイクロソフトはロードマップを見直し、２０２８年までにより控えめな設計に焦点を当てる方針を示したという。これは、開発の遅延を引き起こしていた問題を克服するための対応策だとしている。

　一部のチップ設計を簡素化し、他のＡＩチップのスケジュールを後ろ倒しすることで、より効率的な開発を目指している。これにより、エヌビディア<NVDA>のＡＩチップに対抗できる競争力を維持しながら、今後３年間で順次チップをリリースする計画。すでに、ＡＩチップ「Ｍａｉａ200」のリリースが当初の２０２５年から２０２６年に延期されており、今回の決定はその影響を受けたものとみられる。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース