（NY時間10:39）（日本時間23:39）
メソッド<MEI>　8.07（-2.22　-21.57%）

　全体の一部を構成するコンポーネント装置を手掛けるメソッド・エレクトロニクス<MEI>が大幅安。前日引け後に２－４月期決算（第４四半期）を公表し、売上高は減収となったものの、予想を上回った。２６年度の通期ガイダンスも公表し、予想を下回る売上高見通しを示している。

　同社は声明で「データセンター向け電源製品の売上高は過去最高を記録した。ただ、主力電気自動車（ＥＶ）顧客の１社による想定需要の大幅減や、他のＥＶ顧客における計画遅延の影響を受けた」と述べている。

　また、「２６年度は、主にステランティス関連のＥＶ需要の落ち込みによって売上高が約１億ドル減少する見込みだ」と語った。

　「目先は一部のＥＶ関連の資産やリソースをデータセンター分野の機会へと転用して行く」とも述べている。

（２－４月・第４四半期）
・１株損益（調整後）：0.77ドルの赤字
・売上高：2.57億ドル　7.3％減（予想：2.33億ドル）

（２６年通期見通し）
・売上高：9～10億ドル（予想：10.3億ドル）
・EBITDA：7000万～8000万ドル

【企業概要】
　ユーザーインターフェース、LED照明システム、配電、及びセンサー用途の幅広い技術を活用し、OEM向けにメカトロニクス製品の設計・エンジニアリング・生産を行う。輸送機器、クラウドコンピューティングインフラ、建設機械、家電、医療機器等のエンドマーケットで利用されるソリューションを提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース