（NY時間09:56）（日本時間22:56）
モンゴＤＢ<MDB>　230.63（+30.90　+15.47%）

　データベースのプラットフォームを手掛けるモンゴＤＢ<MDB>が大幅高。前日引け後に２－４月期決算（第１四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の見通しを上方修正したほか、第２四半期も予想を上回る見通しを示した。

　同社は声明で「２６年度を力強くスタートできた。アトラスの売上高が２６％増加し、利益も大きく改善、過去６年で最多の純顧客増を達成した」と述べている。８億ドルの自社株買い枠の追加も発表した。

　アナリストは「アトラスの売上の勢いと営業利益率の改善、そして追加の自社株買い承認は一定の安心材料となり、実行力の向上を示す可能性がある」と述べた。

　一方、「見通しの控えめな上方修正は、下半期に向けた需要や販売サイクルに関する懸念を引き続き残す可能性がある」とも指摘している。

（２－４月・第１四半期）
・１株利益（調整後）：1.06ドル（予想：0.67ドル）
・売上高：5.49億ドル　22％増（予想：5.28億ドル）
　　サブスク：5.32億ドル（予想：5.11億ドル）
　　サービス：1760万ドル（予想：1600万ドル）

（５－７月・第２四半期見通し）
・１株利益（調整後）：0.62～0.66ドル（予想：0.61ドル）
・売上高：5.48～5.53億ドル（予想：5.51億ドル）

（通期見通し）
・１株利益（調整後）：2.94～3.12ドル（従来：2.44～2.62ドル）（予想：2.60ドル）
・売上高：22.5～22.9億ドル（従来：22.4～22.8億ドル）（予想：22.7億ドル）

【企業概要】
　世界市場に汎用データベースプラットフォームを提供する。データベースと関連サービスの統合セットである開発者データプラットフォームは、開発チームがより広範なアプリケーション要件に対応できる追加機能が含まれるほか、コンサルティングやトレーニングなどのプロフェッショナルサービスも提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース