２０日の米株式市場で、ＮＹダウは前日比４５０．９４ドル安の４万４１７６．６５ドルと３日ぶりに反落した。ウォルマート<WMT>が決算発表とともに示した利益予想を受け、米国の消費活動に対する先行き懸念が広がった。同社株が急落したことが指数を押し下げたほか、米国による輸入品目に対する早期関税発動リスクも意識された。金融株も売られ、ＮＹダウの下げ幅は一時６７０ドルを超えた。

　ＪＰモルガン・チェース<JPM>やゴールドマン・サックス・グループ<GS>、モルガン・スタンレー<MS>が売られ、ボーイング<BA>やアメリカン・エキスプレス<AXP>が軟調推移。カーニバル<CCL>やロイヤル・カリビアン・クルーズ<RCL>が下値を探り、カーバナ<CVNA>が急落した。半面、メルク<MRK>やシェブロン<CVX>がしっかり。ハーバライフ・ニュートリション<HLF>が大幅高となった。

　ナスダック総合株価指数は９３．８９１ポイント安の１万９９６２．３６２と６日ぶりに反落した。アマゾン・ドット・コム<AMZN>やテスラ<TSLA>、メタ・プラットフォームズ<META>が冴えない展開。パランティア・テクノロジーズ<PLTR>やヴィメオ<VMEO>、ナードワレット<NRDS>が大幅安となった。半面、エヌビディア<NVDA>やマイクロソフト<MSFT>がしっかり。ハスブロ<HAS>が急伸した。

出所：MINKABU PRESS