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    2023年5月16日 8時22分

    株価指数先物【寄り前コメント】 短期過熱を警戒も、権利行使価格の2万9750円~3万円のレンジが意識されやすい

    大阪6月限ナイトセッション
    日経225先物 29860 +190 (+0.64%)
    TOPIX先物 2129.0 +10.0 (+0.47%)
    シカゴ日経平均先物 29870 +200
    (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

     15日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が上昇。米債務上限問題を巡る交渉について、バイデン大統領がデフォルト(債務不履行)の回避に向けて交渉が進んでいるとの見解を示したことを受けて、期待感から買いが先行した。ただし、共和党のマッカーシー下院議長が、見解になお大きな隔たりがあると述べたと伝わり、積極的な買いにはつながらなかった。また、5月のNY連銀製造業景気指数は-31.8と、前月(+10.8)から予想以上に悪化したほか、アトランタ連銀のボスティック総裁が、インフレが鈍化しなければ追加利上げが選択肢として残るとの見解を示すなか、NYダウは下落に転じる場面も見られた。S&P500業種別指数は半導体・同製造装置、銀行、素材が上昇した一方で、公益事業、電気通信サービス、自動車・同部品が下落。

     シカゴ日経平均先物(6月限)清算値は、大阪比200円高の2万9870円だった。日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中大阪比20円高の2万9690円で始まり、一時2万9640円まで軟化する場面も見られたが、米国市場の取引開始後に上昇基調が強まり、中盤には2万9800円を挟んだ攻防となった。終盤にかけてレンジを切り上げ2万9900円まで買われ、その後も2万9850円~2万9900円で高値保ち合いを継続し、2万9860円でナイトセッションの取引を終えた。

     日経225先物は、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い優勢の展開になりそうだ。債務上限問題を巡り、バイデン大統領と共和党幹部らによる再協議が行われることから、買い一巡後は結果を見極めたいとするムードが強まりやすいだろう。ただし、日経225先物はオプション権利行使価格の2万9875円まで上昇してきており、権利行使価格の2万9750円~3万円のレンジが意識され、ショート筋によるヘッジ対応に伴うカバーの動きが強まりやすいと考えられる。また、海外投資家による日本株選好の動きへの思惑が高まるなか、ロングにおいても下値を切り上げてくることになりそうだ。

     テクニカル面では、ボリンジャーバンドの+2σ(2万9820円)をナイトセッションで上回ってきたことで、短期的には過熱感が警戒されてくる。週足の+2σは2万9980円辺りに位置しているため、節目の3万円が目先的なターゲットになろう。いったんは達成感から利食いポイントになる可能性はあるが、ポジションは極端にロングに傾いているとは考えづらく、今後は21年9月高値の3万620円、同2月高値の3万720円処をターゲットとしたロングに傾きやすい展開を想定しておきたい。

     VIX指数は17.12に上昇した。一時18.16まで上げる場面も見られたが、終値では25日移動平均線に上値を抑えられる形状であり、ボトム水準での推移が続いている状況である。債務上限問題を巡って波乱展開を警戒しつつも、投資家心理は落ち着いていることが窺える。そのため、リスク回避姿勢は強まっておらず、ショートは避けておきたい。

     昨日のNT倍率は先物中心限月で14.00倍だった。先週末の上昇で25日線を上回ってきたため、短期的にNTロングを巻き戻す動きとなったようだ。なお、米国ではウエスタン・デジタル<WDC>が11%を超える上昇となった。キオクシアホールディングスとの合併協議が加速していると報じられ、競争力が高まるとの見方から買われた。また、ラム・リサーチ<LRCX>、エヌビディア<NVDA>、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>など半導体株の強い値動きが目立ち、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になろう。そのため、NTロングによるスプレッド狙いの動きが入りやすいと考えられる。

    株探ニュース