2025年9月25日 22時38分
カーマックスが決算受け大幅安 既存店売上高の予想外の減収=米国株個別
(NY時間09:37)(日本時間22:37)
カーマックス<KMX> 44.93(-12.12 -21.24%)
中古車販売のカーマックス<KMX>が大幅安。取引開始前に6-8月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高ともが予想を下回ったほか、中古車の販売台数も減少し、予想を下回った。
同社は既存店売上高の予想外の減収を発表。前四半期に輸入車への関税を前に駆け込み需要が発生していたことが影響した。同社によると、第2四半期の既存店の中古車販売台数は6.3%減少した。
4月に導入された25%の輸入車関税により、消費者は将来の値上げを避けるため前倒しで購入。アナリストからは、今回の決算前からこうした駆け込み需要の反動に加え、前年同期と比べ土曜日が1日少なかったことや、競合へのシェア流出が、同社の既存店売上に重荷になるとの警告も出ていた。
ナッシュCEOは声明で「今後18カ月で少なくとも1億5000万ドルの販管費の追加削減を目指す」とした。
金融部門のカーマックス・オート・ファイナンス(CAF)の利益が11.2%減少したことも響いた。純金利マージンの拡大はあったものの、貸倒引当金の増加がそれを上回った。今四半期の貸倒引当金は1億4220万ドルで、前年同期の1億1260万ドルから増加した。
(6-8月・第2四半期)
・1株利益:0.64ドル(予想:1.03ドル)
・売上高:65.9億ドル 6%減(予想:70.1億ドル)
中古車:52.7億ドル(予想:56.9億ドル)
卸売車両:11.5億ドル(予想:11.3億ドル)
その他:1.74億ドル(予想:1.88億ドル)
延長保証プラン:1.15億ドル(予想:1.26億ドル)
・中古車販売台数(直営既存店ベース):6.3%減(予想:0.7%増)
・小売中古車販売台数:19万9729台(予想:21万5138台)
【企業概要】
米国で、幅広い種類の高品質な中古車販売と関連製品・サービスを提供する。卸売車両オークション運営も手掛け、オムニチャネルプラットフォームにより、小売顧客はオンライン・店頭、またはその両方で、好みの条件で車を購入できるほか、小売車両を購入する顧客向けに融資も提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
カーマックス<KMX> 44.93(-12.12 -21.24%)
中古車販売のカーマックス<KMX>が大幅安。取引開始前に6-8月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高ともが予想を下回ったほか、中古車の販売台数も減少し、予想を下回った。
同社は既存店売上高の予想外の減収を発表。前四半期に輸入車への関税を前に駆け込み需要が発生していたことが影響した。同社によると、第2四半期の既存店の中古車販売台数は6.3%減少した。
4月に導入された25%の輸入車関税により、消費者は将来の値上げを避けるため前倒しで購入。アナリストからは、今回の決算前からこうした駆け込み需要の反動に加え、前年同期と比べ土曜日が1日少なかったことや、競合へのシェア流出が、同社の既存店売上に重荷になるとの警告も出ていた。
ナッシュCEOは声明で「今後18カ月で少なくとも1億5000万ドルの販管費の追加削減を目指す」とした。
金融部門のカーマックス・オート・ファイナンス(CAF)の利益が11.2%減少したことも響いた。純金利マージンの拡大はあったものの、貸倒引当金の増加がそれを上回った。今四半期の貸倒引当金は1億4220万ドルで、前年同期の1億1260万ドルから増加した。
(6-8月・第2四半期)
・1株利益:0.64ドル(予想:1.03ドル)
・売上高:65.9億ドル 6%減(予想:70.1億ドル)
中古車:52.7億ドル(予想:56.9億ドル)
卸売車両:11.5億ドル(予想:11.3億ドル)
その他:1.74億ドル(予想:1.88億ドル)
延長保証プラン:1.15億ドル(予想:1.26億ドル)
・中古車販売台数(直営既存店ベース):6.3%減(予想:0.7%増)
・小売中古車販売台数:19万9729台(予想:21万5138台)
【企業概要】
米国で、幅広い種類の高品質な中古車販売と関連製品・サービスを提供する。卸売車両オークション運営も手掛け、オムニチャネルプラットフォームにより、小売顧客はオンライン・店頭、またはその両方で、好みの条件で車を購入できるほか、小売車両を購入する顧客向けに融資も提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース