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    2025年8月1日 0時43分

    フォード、決算受け4日ぶり反発 やや不満が残る掴みにくい内容=米国株個別

    (NY時間11:43)(日本時間00:43)
    フォード<F> 11.08(+0.21 +1.89%)

     フォード<F>が4日ぶりに反発。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。公表を一時停止していた通期ガイダンスも公表し、EBITは従来の見通しからは下方修正したものの、予想は上回った。

     全体的に好決算ではあったが、電気自動車(EV)や品質に関連する特別損失が足を引っ張り、やや印象は損なわれ、関税に関するニュースも芳しくなかった。通期の関税の影響は差し引きで20億ドルと想定。従来は15億ドルだった。

     今年の自動車株投資家にとっての状況をよく表している。やや不満が残り、つかみにくい展開。

     売上高は過去最高を記録し、8億ドルの関税圧力がありながらもEBITも予想を上回った。ただ、それには13億ドルの一時費用(燃料噴射装置のリコール6億ドル、EV関連5億ドル)は含まれていない。

     同社は一時停止していた通期見通しを再提示。新たな見通しは下方修正されたが、下期だけで約38億ドルの営業利益を想定しており、市場の下期の見通しは約37億ドル。

     関税の逆風はネガティブかもしれないが、他社に比べれば、耐性は高い。同社が米国で販売する車両の約80%は米国内生産。

     ハウスCFOは「米国の鉄鋼関税が第2四半期に25%から50%へ引き上げられたことが業績見通しに影響した」と説明。また、日本やEUに対する最近の15%関税では、米国回帰の製造インセンティブにはならないとの見方も示していた。

     好調な販売により在庫状況も改善。米国での第2四半期販売台数は14.2%増の約61万2000台。ディーラー在庫は第2四半期末で約101日分と、昨年末の113日から改善した。業界平均は約75日。

    (4-6月・第2四半期)
    ・1株利益(調整後):0.37ドル(予想:0.33ドル)
    ・売上高:502億ドル(予想:458億ドル)
       フォード・ブルー:258億ドル(予想:255.6億ドル)
       フォード・モデルe:24億ドル(予想:14億ドル)
      ・フォード・プロ:188億ドル 11%増(予想:166.4億ドル)
    ・EBIT(調整後):21億ドル(予想:19.1億ドル)

    (通期見通し)
    ・EBIT(調整後):65~75億ドル(従来:70~85億ドル)(予想:68.4億ドル)
    ・FCF(調整後):35~45億ドル
    ・設備投資:90億ドル(予想:81.5億ドル)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース