（NY時間10:11）（日本時間23:11）
ボックス<BOX>　36.29（+4.84　+15.39%）

　クラウドコンテンツ管理プラットフォームのボックス<BOX>が大幅高。前日引け後に２－４月期決算（第１四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回ったほか、ビリング（未収請求を考慮した売上高）も予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の１株利益および売上高の見通しを上方修正している。

　アナリストからも高評価が出ている。残存履行義務（ＲＰＯ）とビリングのいずれも力強く伸びており、競争激化とＡＩによる業界変革の中でも堅実な遂行が見て取れる」と述べた。また、「これらの結果は、ドロップボックスのような競合に対する市場シェア拡大が続いていることを示唆している可能性が高い」とも指摘している。

（２－４月・第１四半期）
・１株利益（調整後）：0.30ドル（予想：0.25ドル）
・売上高：2.76億ドル　4.4％増（予想：2.75億ドル）
・ビリング：2.42億ドル（予想：2.16億ドル）
・繰延収益：5.57億ドル（予想：5.44億ドル）
・FCF：1.18億ドル（予想：1.39億ドル）
・営業利益率（調整後）：25.3％（予想：25.3％）
・残存履行義務：14.7億ドル

（５－７月・第２四半期見通し）
・１株利益（調整後）：0.30ドル（予想：0.28ドル）
・売上高：2.90～2.91億ドル（予想：2.84億ドル）
・営業利益率（調整後）：約28％（予想：27.4％）

（２６年度通期見通し）
・１株利益（調整後）：1.22ドル（従来：1.13～1.17ドル）（予想：1.19ドル）
・売上高：11.7億ドル（従来：11.6億ドル）（予想：11.5億ドル）
・営業利益率（調整後）：28％を維持

【企業概要】
　米国内外において、企業・政府・NPO向けにクラウドコンテンツ管理プラットフォームを提供する。コンテンツを安全に管理し、場所・デバイスを問わず容易にコンテンツへのアクセスと共有を可能とする。データ保護・セキュリティ・コンプラ機能を実装し法律規制の要件・社内ポリシー等に準拠が可能になる。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース