2025年10月27日 23時19分
ブリッジバイオが大幅高 臨床試験で主要評価項目を達成=米国株個別
(NY時間10:18)(日本時間23:18)
ブリッジバイオ<BBIO> 63.46(+9.20 +16.96%)
ブリッジバイオ・ファーマ<BBIO>が大幅高。重度の筋萎縮性疾患を治療する新薬が臨床試験(第3フェーズ)で主要評価項目を達成したと発表し、米国での承認申請に向けた道が開かれた。
同社によると、この薬を投与された肢帯型筋ジストロフィー(LGMD)の患者の筋細胞の安定化に関与するたんぱく質の量が有意に増加し、プラセボ(偽薬)群と比較して運動機能および肺機能も改善したという。ブリッジバイオは新薬「BBP-418」について、来年前半にFDAへの承認申請を行う計画を明らかにした。患者が抱えるこの疾患は、遺伝性の希少疾患で時間の経過とともに筋力が低下する。多くの患者は車椅子を使用するようになり、心臓や呼吸の合併症にも苦しむ。
同社のCEO、クマール博士によると、この疾患は米国と欧州で約7000人が罹患しており、現時点で承認された治療法は存在しないという。
アナリストの試算では、この薬が承認されれば2030年までに約3億ドルの売上を見込めるとしている。これにより同社は、昨年承認を得た心臓疾患治療薬「アトルビー」(ファイザーおよびアルナイラムの薬と競合)に続く新たな収益源を確保できる見通しだという。
【企業概要】
遺伝性疾患を対象とした革新的な医薬品の発見・創製・試験・提供に従事するバイオ医薬品会社。トランスサイレチン型心アミロイドーシスの成人患者の心血管死と心血管関連の入院を減らすために、経口投与されるトランスサイレチン(TTR)安定剤Attruby(アコラミディス)の米国での商業販売を開始。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ブリッジバイオ<BBIO> 63.46(+9.20 +16.96%)
ブリッジバイオ・ファーマ<BBIO>が大幅高。重度の筋萎縮性疾患を治療する新薬が臨床試験(第3フェーズ)で主要評価項目を達成したと発表し、米国での承認申請に向けた道が開かれた。
同社によると、この薬を投与された肢帯型筋ジストロフィー(LGMD)の患者の筋細胞の安定化に関与するたんぱく質の量が有意に増加し、プラセボ(偽薬)群と比較して運動機能および肺機能も改善したという。ブリッジバイオは新薬「BBP-418」について、来年前半にFDAへの承認申請を行う計画を明らかにした。患者が抱えるこの疾患は、遺伝性の希少疾患で時間の経過とともに筋力が低下する。多くの患者は車椅子を使用するようになり、心臓や呼吸の合併症にも苦しむ。
同社のCEO、クマール博士によると、この疾患は米国と欧州で約7000人が罹患しており、現時点で承認された治療法は存在しないという。
アナリストの試算では、この薬が承認されれば2030年までに約3億ドルの売上を見込めるとしている。これにより同社は、昨年承認を得た心臓疾患治療薬「アトルビー」(ファイザーおよびアルナイラムの薬と競合)に続く新たな収益源を確保できる見通しだという。
【企業概要】
遺伝性疾患を対象とした革新的な医薬品の発見・創製・試験・提供に従事するバイオ医薬品会社。トランスサイレチン型心アミロイドーシスの成人患者の心血管死と心血管関連の入院を減らすために、経口投与されるトランスサイレチン(TTR)安定剤Attruby(アコラミディス)の米国での商業販売を開始。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース