ウクライナとロシアの代表団がトルコのイスタンブールで協議した。両国の直接協議は３年余りで初めて。ただ、この侵攻を終わらせる和平合意への期待は後退している。ブルームバーグが伝えた。

　協議はトルコのフィダン外相がホスト役を務め、イスタンブールのドルマバフチェ宮殿で行われた。フィダン氏は協議の冒頭で、「この戦争を終わらせるため、われわれは多大な努力を払っている」と述べ、「今回の会合が首脳会談への基盤となることが重要だ」と続けた。

　この協議でロシアはウクライナのドネツク、ルハンシク、ザポリージャ、ヘルソンの４州とクリミアの割譲を要求したという。ロシアはこの４州について、完全には掌握していない。

　米国のルビオ国務長官はこれより先、トランプ大統領とプーチン大統領の会談がなければ進展の見込みは薄いと述べていた。

株探ニュース