５日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比２４８．３３ドル安の４万４７６５．７１ドルと反落。前日に初めて４万５０００ドル台に乗せて過去最高値をつけたとあって、短期的な達成感と過熱感が意識された。１１月の米雇用統計の公表前でもあり、ポジション調整の売りが優勢となった。

　ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>やインテル<INTC>が大きく株価水準を切り下げたほか、キャタピラー<CAT>やハネウェル・インターナショナル<HON>が軟調推移。ウーバー・テクノロジーズ<UBER>とリフト<LYFT>、アメリカン・イーグル・アウトフィッターズ<AEO>が急落し、ファイサーブ<FI>とシノプシス<SNPS>が売りを浴びた。半面、メルク<MRK>とマクドナルド<MCD>、スリーエム<MMM>が高く、チャージポイント・ホールディングス<CHPT>が急騰した。

　ナスダック総合株価指数は３４．８５７ポイント安の１万９７００．２５９と５日ぶり反落となった。アルファベット<GOOG>とアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が売られ、コインベース・グローバル<COIN>やマラソン・デジタル・ホールディングス<MARA>が軟調。マイクロストラテジー<MSTR>が安く、エアロバイロンメント<AVAV>が大幅安となった。一方、マイクロソフト<MSFT>とアマゾン・ドット・コム<AMZN>がしっかり。テスラ<TSLA>が上値指向を強め、ファイブ・ビロウ<FIVE>とアメリカン航空グループ<AAL>が急騰した。

出所：MINKABU PRESS