朝方発表になった８月の米住宅着工件数は年率換算で１３５．６万件と予想以上に増加し、４月以来の高水準となった。一方、今後の建設の指標となる住宅建築許可件数は年率換算で１４８万件となったほか、一戸建ての許可件数も４カ月ぶりの高水準となった。ただ、米住宅建設業者は高止まりしている未販売の在庫を減らすために、需要の持続的な回復を待っている。

　住宅ローン金利は２０２２年以来の最低水準に低下。これは販売を下支えし、在庫の削減に役立っているが、価格高騰と雇用への不安が米消費者の住宅購入を躊躇わせている。

＊米住宅着工件数（8月）21:30
結果　135.6万件
予想　131.4万件　前回　123.7万件（123.8万件から修正）

＊住宅建築許可件数
結果　147.5万件
予想　141.1万件　前回　140.6万件（139.6万件から修正）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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