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    2022年12月9日 1時24分

    ダウ平均は続伸 利上げによる景気後退が逆に上昇をリードとの見方も=米国株前半

    NY株式8日(NY時間11:14)
    ダウ平均   33812.85(+214.93 +0.64%)
    ナスダック   11068.92(+110.37 +1.01%)
    CME日経平均先物 27675(大証終比:+185 +0.67%)

     きょうの米株式市場は買い戻しが優勢となっており、ダウ平均は続伸している。特段の買い材料は見当たらないが、第4四半期は好調なスタートを切った米国株が、FRBが今後も積極姿勢を維持するとの見方から今月に入り急落している。

     ただ一部からは、景気後退への懸念が逆に、株式市場を上昇させているとの見方も出ている。良いニュースが市場に悪影響を及ぼすというシナリオは依然として根強く残っている。経済が堅調であればあるほど、FRBが早期に引き締めスタンスから離脱する可能性は低くなるという考え方だという。

     FRBは来週のFOMCで0.50%ポイントの利上げを発表するとの見方がほぼ確実視されている。過去4回の利上げに比べれば、利上げ幅は小さいが、景気後退の懸念を払拭することはできないかもしれない。

     来週の米消費者物価指数(CPI)もインフレの方向性を占う上で注目されているが、0.50%ポイントの利上げがほぼ決定事項であれば、インフレが上振れすれば、マイナス材料になるとの指摘も出ている。

     IT・ハイテク株に買い戻しが入っているほか、エネルギーと不動産が上昇をリード。エネルギーについては、カナダと米国を結ぶキーストン・パイプラインがネブラスカ州での原油漏れを受けて稼働を停止していると伝わったことで、商品市場で原油相場が上昇していることが買い手掛かり。

     なお、エクソンモービル<XOM>については、年間の自社株買いを約10%引き上げると発表したことも材料視されている。来年まで300億ドルという現計画を拡大し、2024年までに500億ドルの自社株買いを行うという。

    エクソンモービル<XOM> 104.64(+0.99 +0.96%)

    アップル<AAPL> 142.66(+1.72 +1.22%)
    マイクロソフト<MSFT> 246.91(+2.54 +1.04%)
    アマゾン<AMZN> 89.87(+1.41 +1.59%)
    アルファベットC<GOOG> 94.08(-1.08 -1.13%)
    テスラ<TSLA> 171.60(-2.44 -1.40%)
    メタ・プラットフォームズ<META> 115.34(+1.41 +1.24%)
    AMD<AMD> 70.50(+0.36 +0.51%)
    エヌビディア<NVDA> 167.77(+6.57 +4.08%)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美