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    2022年8月17日 5時20分

    前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

    ■フロンテオ <2158>  828円 (-150円、-15.3%) ストップ安

     FRONTEO <2158> [東証G]がストップ安。15日の取引終了後に23年3月期業績予想の下方修正を発表。売上高を100億円から92億円(前期比15.8%減)へ、営業利益を10億円から2億円(同88.4%減)へ減額しており、これを嫌気した売りが膨らんだようだ。電子情報開示支援やフォレンジック(電子鑑識)を手掛けるリーガルテックAI事業で大型案件の積み上げが低調に推移していることや、米国子会社が不正アクセスを受けた影響が響く。業績修正に伴い、年間配当予想を3円から無配(前期7円)に見直した。同時に発表した第1四半期(4-6月)の決算は、売上高が21億1100万円(前年同期比31.2%減)、営業損益が1億6700万円の赤字(前年同期5億9800万円の黒字)だった。

    ■テスHD <5074>  1,207円 (-135円、-10.1%)

     東証プライムの下落率2位。テスホールディングス <5074> [東証P]が3日ぶりに急反落。15日の取引終了後に23年6月期業績予想を発表。売上高を前期比9.0%減の318億円、営業利益を同4.8%減の49億円と減収減益の見通しを示しており、これが嫌気されたようだ。年間配当予想は、前期から据え置き21円とした。同時に発表した22年6月期決算は、売上高が前の期比2.0%増の349億4500万円、営業利益が同17.0%増の51億4600万円だった。各種環境・省エネ対策システムの設計や施工管理、販売を手掛けるエネルギーシステム事業が好調で、全体業績を牽引した。

    ■INPEX <1605>  1,466円 (-25円、-1.7%)

     INPEX <1605> [東証P]が続落。15日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の9月限が前週末比2.68ドル安の1バレル=89.41ドルに下落した。一時、86.82ドルと2月上旬以来、約6ヵ月ぶりの安値をつけた。15日に発表された米8月ニューヨーク連銀製造業景気指数が市場予想を下回ったほか、中国の景気悪化懸念も原油価格の下落要因となった。また、イラン核合意再建に向けての前進が期待され、イラン産原油の供給拡大に対する思惑も浮上した。

    ■レーザーテク <6920>  21,130円 (-285円、-1.3%)

     レーザーテック <6920> [東証P]が3日ぶりに反落、前日15日終値近辺で強弱観が対立した。同社株はここ空売りの買い戻しの動きが顕著となり、株価は急速に上値を追う展開にあった。15日の米国株市場ではNYダウなど主要株価指数が揃って続伸したが、エヌビディア <NVDA> が業績下方修正発表前の株価水準を回復するなど、半導体関連への根強い買いが続いた。東京市場でもこの流れを引き継ぎ、同社株や東京エレクトロン <8035> [東証P]など半導体主力株を中心に投資資金が流入しやすい状況にある。ただ、レーザーテックは15日に2万1800円台まで上値を伸ばし、3月下旬の戻り高値水準をクリアしたが、目先は買い疲れ感から上値も重くなったようだ。

    ■三和HD <5929>  1,397円 (-18円、-1.3%)

     三和ホールディングス <5929> [東証P]が続落。SMBC日興証券は15日、同社株の目標株価を1650円から1600円に引き下げた。投資評価の「1」は継続した。米州事業が好調で7月下旬に23年3月期業績は増額修正が発表されている。ただ、同証券では今3月期の米州事業は受注残の消化で平年以上の業績となり金利高を背景にした住宅市場の悪化リスクを考慮すると24年3月期は米州事業を中心に減益となると予想。具体的には23年3月期の連結営業利益は465億円(会社計画450億円)を見込んでいるが、24年3月期は430億円を予想している。中期的には、M&Aを含む成長投資や自社株買いなどを含む株主還元をバランスよく実施し持続的な株主価値向上を目指す方針に変更はない点などを評価している。

    ※16日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

    株探ニュース